キャンプ、アウトドアといえば「RV」だった SUVの先駆け6選【懐かしのカーカタログ】

スバル・インプレッサスポーツワゴン・グラベルEX
スバル・インプレッサスポーツワゴン・グラベルEX全 7 枚

キャンプもアウトドアレジャーも心置きなく満喫できる日が早く戻ってくるよう願いたいもの。そこで今回から何回かに分けて、RVブームだった頃に登場した、あんなモデル、こんなモデルを振り返ってみたい。

スバル・インプレッサスポーツワゴン・グラベルEX(1995年12月)

スバル・インプレッサスポーツワゴン・グラベルEXスバル・インプレッサスポーツワゴン・グラベルEX
初代の『インプレッサ・スポーツワゴン』をベースに仕立てられた“グラベルEX(エックス)”。いわば現在の『XV』の前身に当たるモデルだが、185mmの最低地上高をもち、その名のとおり、ハイウェイから未舗装まで楽しめる、スポーツカテゴリーのワゴンとして登場した。搭載エンジンは220psの2リットルBOXER4カム16バルブ(220ps/28.5kg−m)。

三菱・ギャランスポーツ(1994年8月)

三菱・ギャランスポーツ三菱・ギャランスポーツ
空力重視の3ナンバーボディとなった7代目『ギャラン』がベース。GTの走りとRVの楽しさの融合がコンセプト。バンパーガード、ルーフレール、大型リヤスポイラーを装備した出で立ちは、なかなかの迫力だった。4WDと2WDが設定され、4WDにはV6の2リットルDOHCツインターボ(240ps/31.5kg−m)搭載。

ホンダ・シビックシャトル・ビーグル(1994年6月)

ホンダ・シビックシャトル・ビーグルホンダ・シビックシャトル・ビーグル
2代目の『シビックシャトル』の4WDモデルだったRTiをベースにに追加設定されたのがこの“ビーグル”。フロントにはアルミ製のバンパーガード、アンダーガードほか、PIAA社製大型フォグライトを装備。オプションのサイドパイプ、ルーフキャリア(ベース、アタッチメント)などの追加で、当時のアウトドア感覚を存分に演出したモデルだった。

トヨタ・カルディナ・フィールドハンター(1996年5月)

トヨタ・カルディナ・フィールドハンタートヨタ・カルディナ・フィールドハンター
スバルの『レガシィツーリングワゴン』の対抗車種として人気を博した初代『カルディナ』。その『カルディナ』の、こんなクルマがありました的な限定車だったのがこのモデル。リヤにスペアタイヤキャリアとカバーを装備、ほかにサイドマッドガードや、架装メーカーオプションで、アイバワークス社製フロントバンパーガード、アンダープロテクター、シビエ社製55W大型フォグランプなどが用意された。4WDをメインに2WDも設定した。

三菱 RVRスポーツギア/オープンギア(1992年9月)

三菱RVR スポーツギア三菱RVR スポーツギア
2代目の『シャリオ』の世代に登場した、片側スライドドア付きのショートホイールベース版だった『RVR』。“スポーツギア”は最低地上高を210mmに設定し、大型フロントグリルガード、ワイドフェンダー。アンダーガード類のほか、標準サイズのスペアタイヤをリヤにマウントした。さらに“オープンギア”は、フロント2ドアのボディに連動ルーフを装備した、今見てもユニークな仕様のモデル。

三菱RVR オープンギア三菱RVR オープンギア

日産 パルサーセリエS-RV/ルキノS-RV(1996年5月)

第31回東京モーターショーに参考出品、’96年5月に正式発売されたモデル。『パルサー』『ルキノ』の両名義があり、基本的に仕様は同一。車名“S−RV”の“S”は、スポーティ、スペシャルティ、スタイリッシュの意味。RVバンパー、ルーフレール、大型リヤフィニッシャーサイドガードモールなどを装備、RV仕立てに仕上げられていた。4WDと2WDがあり、4WDには、ビスカス付きセンターデフ式フルタイム4WDの“アテーサ”も用意された。

日産パルサーセリエ/ルキノS-RV日産パルサーセリエ/ルキノS-RV

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界最強の2Lターボ、最終モデル発表に驚きと嘆きの声「これが最後のAMG45系か…」
  2. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. あのスバル「プロジェクト・ミッドナイト」が再びヒルクライムへ! グッドウッド2025で記録更新ねらう
  5. 戦後初のアウディ誕生から60周年、1965年に4ストロークエンジンで技術革新
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る