バブルの終わりかけ、日本の自動車にはどんなのがあった?

日産ラシーン(1994年)
日産ラシーン(1994年)全 4 枚

『日本の乗用車図鑑 1992-1996』
編集:自動車史料保存委員会
発行:三樹書房
定価:1980円
ISBN978-4-89522-751-3

【画像全4枚】

バブルの余韻を残し、豪華で華やかなクルマが次々登場した1990年代前半から半ばにかけて。そのタイミングでデビューした国産乗用車211台を発売年月日順に紹介した1冊。

収録されている1992年から1996年までの5年間は、バブル景気が収束に向かい、未曽有の不景気に突入する前夜で、華やかなクルマも多く現れていた時代だ。3ナンバー化や、大排気量化と同時に、エアバッグ、ABSといった安全装備の標準化も進んだ。またミニバン、SUV、ステーションワゴンなどRVと呼ばれるジャンルのモデルが急激に台頭した。まさに当時の車のトレンドや時代のニーズの変化に対応したモデル変遷がよくわかるものである。

前述の通り発売年月日順に掲載されているので、パラパラと見ているだけでも様々なクルマが出て来て、懐かしく感じたり、あるいは、こんなクルマもあったのかと驚いたりすることもあるかもしれない。自動車ガイドブックに準拠した解説とスペック表を広報写真等と組み合わせ1ページに1台で掲載されているので、興味のあるクルマのところで手を止めてみるなど、図鑑的要素も多く含まれている。

本書は『日本の乗用車図鑑』シリーズ4巻目として刊行されたものだ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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