シトロエンの小型EV『アミ』、ドアのないバギーを提案

足元のオフロードタイヤとルーフのスペアタイヤ

シートは取り外して洗うことが可能

1回の充電での航続は最大70km

シトロエン・マイ・アミ・バギー・コンセプト
シトロエン・マイ・アミ・バギー・コンセプト全 14 枚

シトロエンは12月16日、『マイ・アミ・バギー・コンセプト』(Citroen My Ami Buggy Concept)を欧州で発表した。

写真:シトロエン・マイ・アミ・バギー・コンセプト

同車は、シトロエンの2名乗りの小型シティコミューターEV、『アミ』をベースに、カスタマイズを提案したモデルだ。テーマは、「余暇を楽しむ」。バギーのような冒険的なスタイリングが特長で、市販も想定しているという。

マイ・アミ・バギー・コンセプトは、週末や休暇を海や山で過ごすユーザーに向けたマイクロモビリティEV。そのシンプルさと実用性でユーザーを魅了することを狙う。サイドドアをなくし、パノラマガラスルーフを採用することで、開放感を演出している。

◆足元のオフロードタイヤとルーフのスペアタイヤ

マイ・アミ・バギー・コンセプトでは、大径ホイールとオフロードタイヤ、ブルバー、ヘッドライトガードを装備した。ボディサイドには、ホイールアーチエクステンションを採用する。ルーフラックとスペアタイヤが、冒険スピリットを強調しているという。

シトロエン・マイ・アミ・バギー・コンセプトシトロエン・マイ・アミ・バギー・コンセプト

ルーフ前面には、LEDライトバーを装着した。このライトバーの光とリモートスピーカーからの音楽によって、「キャンプファイヤー」の雰囲気が楽しめるという。フロントガラスの上には大型バイザーが取り付けられており、真昼の太陽光から乗員を保護する。

ドアは取り外され、クリアパネルに置き換えられた。これはシトロエン『メアリ』に敬意を表したものだ。クリアパネルには、ジッパーが取り付けられており、取り外して巻き上げ、シート後方の収納バッグに入れておくことができる。車体は、ブラック、カーキ、イエローの3つのメインカラーで仕上げられた。スポイラーの下の黄色い矢印の形をしたステッカーは、航空に敬意を表し、空気の流れを示す。同様の装飾がホイールアーチにも施された。「+」のデザインが運転席側のドアミラーに配されており、電気モーター、バッテリーのプラス端子、EV専用の駐車スペースを示している。

◆シートは取り外して洗うことが可能

インテリアには、「Advanced Comfort」シートを装備した。このシートは取り外して、洗うことが可能。海洋ブイに着想を得たデザインで、ビーチアクセサリーの世界とのつながりを表現している。

ルーフの運転席側には「パイロット」、助手席側には「コパイロット(副操縦士)」の文字が添えられた。モータースポーツと同じように、01番が運転席に、02番が助手席に記されている。

ストレージエリアの一部は取り外し式となっており、ピクニックなどで、車外に持ち出すことができる。ダッシュボードには、マットゴールド仕上げの金属製収納ラックが装備された。ドアの開口部には収納スペースが組み込まれた。充電ケーブルは助手席ドア開口部のホルダーに取り付けられている。

シトロエン・マイ・アミ・バギー・コンセプトシトロエン・マイ・アミ・バギー・コンセプト

◆1回の充電での航続は最大70km

ボディサイズは、全長2410mm、全幅1390mm、全高1520mm。車両重量は485kgに抑えられた。最小回転半径は3.6mと、取り回し性に優れる。シトロエンによると、バスや地下鉄、路面電車などの公共交通機関のほか、二輪車、自転車、スクーター、キックスクーターなどの代替手段として開発したという。

EVパワートレインのモーターは、最大出力が8.2hpだ。バッテリーは蓄電容量5.5 kWhのリチウムイオンで、フロア下にレイアウトされる。1回の充電での航続は最大70kmだ。シトロエンによると、70kmの航続は、都市部のユーザーの1日の平均移動距離を上回るという。バッテリーの充電は、220Vソケットで、およそ3時間で完了する。

スマートフォンとの連携が強化されている。ドライバーは、航続、バッテリーの状態、充電の残り時間、メンテナンススケジューリングなど、車両に関する重要な情報に、いつでもスマートフォンからアクセスできる。車内に乗り込み、スマートフォンを専用の場所に置く。スマートフォンがダッシュボードのメイン画面になり、ナビゲーションや音楽にアクセスできる、としている。

《森脇稔》

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