日本で愛され40年、クーペやセダンもあったドイツ製コンパクト『ポロ』の足跡【懐かしのカーカタログ】

VW ポロ 2代目
VW ポロ 2代目全 14 枚

1975年に登場したVW『ポロ』。日本市場への正規の投入は2代目から始まった。とはいえ『ゴルフ』とともに長く日本市場で親しまれてきた、その足跡を振り返ってみたい。

【画像全14枚】

2代目

VW ポロ 2代目VW ポロ 2代目

『ポロ』の日本市場への導入が始まったのはこの2代目から。1981年に登場、当初はロングルーフの2ボックス型と、『ダービィ』と呼ぶ3ボックスセダンを設定。あとからリヤゲートを大きく傾斜させたデザインの『クーペ』が加わった。

実車は全長×全幅=3655×1590mm(クーペ)のコンパクトなボディサイズとし、カタログは1988年当時のヤナセのもので、1272ccのガソリンエンジン+5速MT仕様が正規輸入された。もう1台の写真は少数台数が輸入されたダービィの日本仕様『ポロ・クラシック』。

3代目

VW ポロ 3代目VW ポロ 3代目

本国では1994年に登場。日本市場には1996年に登場した。『ポロ』として本格導入された最初のモデルでもあった。初代ゴルフより10mm長いホイールベースをもち、大人2人と子供3人がゆったり乗れる室内空間を確保。外観デザインはコンパクトながら張りのあるボディ面が小気味よく、そのギュッと力が漲るイメージをアピールするためか、カタログには“サイ”を登場させていた。

前期型後半には欧州仕様と共通のワンピース構造のスッキリとしたフロントバンパーが採用された。さらに後期型ではフェイスリフトを実施したほか、1.4リットルDOHC搭載の「GTI」が用意された。写真では本国仕様のカタログからクラシック、GTIも掲載。

4代目

VW ポロ 4代目VW ポロ 4代目

4代目は日本市場には2002年に登場。外観で大きく分けると、大小の丸型を組み合わせたツインヘッドランプの前期型と、大小4灯をひと括りとし、当時のVWのワッペングリル風のデザインとした後期型とがあった。

当初の丸型ヘッドランプは『ルポ』との共通性もありカジュアルなイメージだったが、4ドアでは6ライトキャビンを採用するなどし、同世代の“ゴルフ4”に匹敵する上質感を売りとした。搭載エンジンは最終的に1.4リットルと1.6リットルでトルコン式6速ATの組み合わせ。5バルブインタークーラーターボ付きの1.8リットル搭載のGTIも用意された。

5代目

VW ポロ 5代目VW ポロ 5代目

2009年に日本市場にお目見えしたこの5代目は、当初は1.4リットルの自然吸気エンジンにクラス初の7速DSGを搭載してスタート。さらに2010年になると、今度は1.2リットルTSI(シングルチャージャー)を採用し、VW車では過去最高の20.0km/リットルの燃費性能を打ち出した。

さらに1.4リットルTSIにスーパーチャージャーとターボチャージャーを組み合わせたツインチャージャー仕様に7速DSGを合わせて搭載したGTIも用意された。このモデルには電子制御式ディファレンシャルロックや、『ポロ』初のパドルシフトも搭載。

6代目

VW ポロ 6代目VW ポロ 6代目

一見すると5代目のイメージを色濃く残したようにも見えた6代目は、2018年に日本市場に投入された。ホイールベースは2550mmと6代目より80mm長く、全長と全幅は65mm拡大させ、居住性をさらに高めたのが特長。さらにデジタルメーター、インフォテイメントシステムなど先進的な装備を採り入れた。

搭載エンジンはDOHCインタークーラー付きターボの3気筒999ccと4気筒1.5リットルを設定。さらに高性能版のGTIは2リットルとし、200ps/32.6kgmの高性能を発揮した。パークアシスト、リヤトラフィックアラートといった運転・安全支援関係の機能が充実しているのも最近のクルマらしいところだった。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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