ボルボカーズ、欧州に60年ぶりの新工場…次世代EVを生産、2026年から

ボルボカーズの次世代EVのイメージ
ボルボカーズの次世代EVのイメージ全 2 枚

ボルボカーズ(Volvo Cars)は7月1日、欧州で3番目の工場をスロバキアに建設し、2026年から次世代EVの生産を開始すると発表した。EVに対する旺盛な需要に対応し、将来の成長性を確保するのが狙いという。

新工場は、2030年までに100%EVに、2040年までにクライメートニュートラルなオペレーションにするというボルボカーズの目標を支えるものだ。成長計画に合わせてグローバルな生産能力の拡張を続けていく一環でもある。

スロバキアを新工場の建設地に選んだことで、ボルボカーズは、西ヨーロッパのゲント工場(ベルギー)、北ヨーロッパのトースランダ工場(スウェーデン)を補完する。それにより、ヨーロッパの製造トライアングルを形成し、最大の販売地域をカバーできるようになるという。

新工場への投資額は、約12億ユーロ。新工場の建設場所は、スロバキア東部のコシツェだ。コシツェ工場は、2023年に着工し、2024年に設備と生産ラインを設置する予定。ボルボカーズの次世代EVの量産は、2026年に開始する計画だ。

新工場では、年間最大25万台の自動車を生産する見通し。コシツェ工場の設立は、ボルボカーズにとって約60年ぶりの欧州での新製造拠点になる。1964年にトースランダ工場が、その1年後にゲント工場が開設された。これらの施設を合わせると、年間60万台の自動車を生産する能力を備えることになる。


《森脇稔》

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