JR東日本は11月9日、列車へ接近する人を検知するシステムを開発したと発表した。
現在、JR東日本のワンマン列車では旅客の乗降状態を確認する手段として、車両側面に設置したカメラが写した画像を運転席に表示する車載搭載型ホームモニタシステムが使われているが、今回開発されたシステムはこれを活用し、ホーム上の人が列車に接近した状態を検知して乗務員に通知するというもので、混雑するホームにおいて「触車(しょくしゃ)」と呼ばれる列車接触などの事故を防ぐ効果が期待されているようだ。

このシステムは2023年度から相模線のE131系500番台1編成に試験的に導入されることになっており、「実用化に向けて実際の営業列車での様々な時間帯や天候等の条件下における検知状態を検証していきます」としている。

