スーパー耐久第1戦、新型シビックタイプRがクラス優勝

No. 743 Honda R&D ChallengeチームのシビックタイプR
No. 743 Honda R&D ChallengeチームのシビックタイプR全 17 枚

ENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Powered by Hankook第1戦『SUZUKA S耐』の決勝18日、が鈴鹿サーキットで開催された。昨年の最終戦でデビューした『シビックタイプR』は2戦目にして1位表彰台を獲得した。

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ST-2クラスに参戦するNo. 743 Honda R&D ChallengeチームのシビックタイプRは、今シーズンで参戦して5年目を迎える、ホンダ社員が自己啓発を目的に参戦している有志チームだ。昨2023年の最終戦の前に量産車が新型シビックタイプR(FL5型)にモデルチェンジが行われたのに合わせ、レーシングカーも新型シビックタイプRにチェンジ。新型シビックタイプRデビュー戦の鈴鹿サーキットで2位表彰台を確保、デビュー戦で表彰台に上がったことで大いに盛りあがりをみせた。

2023年シーズン開幕戦は、シビックタイプR開発責任者の柿沼秀樹、ホンダの木立純一、石垣博基のレギュラードライバーに加え、昨年の最終戦同様にゲストドライバーとして武藤英紀選手を迎え開幕戦に挑んだ。練習走行、予選を通じて安定したラップタイムを刻み、ST-2クラス上位に名前を連ねており、最終的に予選ではクラス2番手を獲得した。決勝戦は5時間耐久という長丁場のレースが午前11時45分にスタートした。

シビックタイプRは決勝でも序盤から先頭をうかがう走りを見せる。クラス一番手6号車シンリョウレーシングの『ランサーエボリューションX』が、レース開始1時間をすぎたところで単独でコースアウトしてしまう。このアクシデントにより2番手を走行していたシビックタイプRはトップに。

5時間耐久も残り40分程度となったタイミングで、他のクラスのマシンが激しいクラッシュを起こしてしまい、レースは赤旗中断になってしまう。その後もクラッシュ車両の回収などに時間がかかるとレースコントールが判断を下し、この赤旗をもってレースは終了となった。

序盤にクラストップを得たあとも安定して走っていたNo. 743 Honda R&D Challengeチームは、一度も順位を落とすことなく、デビュー2戦目にしてクラス優勝を獲得した。

チーム代表の木立氏は「最初は年1回の参戦から始まり、5シーズン目でクラス優勝を獲得できました。また、新型シビックタイプRのポテンシャルの高さを実証できたレースだったと思います。マシンの熟成もオフシーズンに進め、チーム自体も5年目ということで、メンバーが自分のやるべき作業を明確にし進めている。長年参加しているメンバーが新しいメンバーを引っ張っていく。チームの目標の一つである人材育成も順調にできているというのがわかりました」と感想を語る。

シビックタイプRの開発責任者である柿沼氏は「他のチームのペナルティやクラッシュなどもありましたが、しっかり勝てる順位にいたことが大事です。速さの進化もしっかり確認できました」と嬉しそうに語った。

ゲストドライバーとして参戦した武藤選手は「昨年の最終戦でも乗せていただき、クラス2位になりましたが、その時は非常に悔しい表彰台でした。しかし今回は嬉しい表彰台に上がれて良かったです。チームもオフの間にマシンをよくしてくれて、走りやすかったですし、チームの雰囲気も良くてまた乗りたいと思えました」と笑顔で感想を語った。

次戦は5月26日~28日に富士スピードウェイで行われるSUPER TEC24時間レースになる。昨年の24時間レースではエンジントラブルなどで苦戦を強いられてしまった。どのような戦いをするのか、24時間レースは、このマシンでは初の挑戦となる。

《雪岡直樹》

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