VWの大型SUVクーペ、表情チェンジ…改良新型『アトラス』は今夏米国発売へ

大型グリルなど新しいフロントデザインを採用

10.25インチの「フォルクスワーゲン・デジタル・コックピット・プロ」

V6廃止で2.0リットル直4ターボに一本化

フォルクスワーゲン・アトラス・クロススポーツ 改良新型
フォルクスワーゲン・アトラス・クロススポーツ 改良新型全 10 枚

フォルクスワーゲンは5月23日、大型SUVクーペ『アトラスクロススポーツ』(Volkswagen Atlas Cross Sport)の改良新型を2023年第3四半期(7~9月)、米国市場で発売すると発表した。現地ベース価格は、3万6715ドル(約510万円)だ。

写真:VW アトラス・クロススポーツ 改良新型

◆大型グリルなど新しいフロントデザインを採用

フォルクスワーゲン・アトラス・クロススポーツ 改良新型フォルクスワーゲン・アトラス・クロススポーツ 改良新型

同車は、北米向けの3列シートSUV『アトラス』から派生したSUVクーペだ。アトラスクロススポーツは2019年秋に発表された。3列シートのアトラスに対して、アトラスクロススポーツは2列シートになる。

改良新型には、新しいフロントデザインを採用した。ワイドなフロントグリルや、「アダプティブ・フロントライティング・システム(AFS)」を備えた LEDヘッドライトを装備する。上位グレードでは、デイタイムランニングライトがヘッドライトに組み込まれ、グリル上側にはライトバー、グリル中央には光るフォルクスワーゲンエンブレムが添えられた。グロスブラック仕上げのフロントグリルを採用し、スポーツ性を強化している。

リアは、大型スポイラーを追加した。上位グレードには、フロントのライティングシグネチャを反映して、ライトバーと LEDテールランプの間にフォルクスワーゲンエンブレムを配置する。従来よりも、アグレッシブなデザインのディフューザーも追加されている。

◆10.25インチの「フォルクスワーゲン・デジタル・コックピット・プロ」

フォルクスワーゲン・アトラス・クロススポーツ 改良新型フォルクスワーゲン・アトラス・クロススポーツ 改良新型

室内には、プレミアム素材を採用し、ダッシュボードやセンターコンソールなどを、レザーレットトリムによるソフトタッチ仕上げとした。前席のドアトリムと装飾パネルがダッシュボードに流れ込むように続いて、プレミアムなコックピットを演出している。30色から選べるアンビエント照明と、モデル名をあしらったバックライト付きダッシュトリムを組み合わせて、新しいデザインを構築した。最上位グレードには、ダイヤンドパターンのキルティングレザーシートが標準装備されている。

快適機能も向上させた。パドルシフト付きのステアリングホイール、ベンチレーテッドフロントシート、高さ調節可能なパッセンジャーシートが、オートエアコンの「Climatronic」とボイスコントロールとともに、標準装備された。センターコンソールも新デザインとなり、下側に収納スペースが設けられた。レザーシートや後席のヒーター機能は、従来よりも幅広いグレードで選べるようになった。

コネクティビティの面では、12インチのフローティングインフォテインメントディスプレイが、新デザインのコックピットに組み込まれた。ドライバー正面には、フルカスタマイズ可能な10.25インチの「フォルクスワーゲン・デジタル・コックピット・プロ」を装備することができる。標準のワイヤレスApp-Connectやワイヤレス充電、出力45ワットで急速充電できる6つのUSB-Cポート(オプションで最大8 つが装着可能)により、各種デバイスの接続を従来よりも簡単にしている。

◆V6廃止で2.0リットル直4ターボに一本化

改良新型のパワートレインは、V6を廃止し、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンに一本化された。最大出力は235hpから269hpへ、34hp強化。最大トルクも35.7kgmから37.7kgmへ、2kgm引き上げられた。トランスミッションは、8速AT「ティプトロニック」を組み合わせている。

この新しい2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、従来用意されていた自然吸気の3.6リットルV型6気筒ガソリン「VR6」エンジン(最大出力276hp、最大トルク36.8kgm)と同等のパワーを発揮する。エンジン排気量を3.6リットルから2.0リットルにダウンサイズしながら、トルクはおよそ1kgm上回っている。

改良新型の駆動方式は、2WD(FF)が基本になる。オプションで4WDの「4MOTION」を用意している。

《森脇稔》

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