幻のショーカーを復刻、その全てを記した1冊…トヨタパブリカスポーツ

トヨタ・パブリカスポーツ
トヨタ・パブリカスポーツ全 7 枚

『想いの復元 パブリカスポーツ』
トヨタスポーツ800の源流
著者:諸星和夫 (元トヨタ自動車デザイン部)
発行:三樹書房
定価:3850円
ISBN978-4-89522-791-9

【画像全7枚】

トヨタ『スポーツ800』の源流となった『パブリカスポーツ』。幻のショーカーと呼ばれるこのモデルの復刻プロジェクトが行われた。その全貌を語る1冊が本書である。

多くのファンによって、今なお愛好されるトヨタスポーツ800。その原点となった幻のショーカーを完全復元するため、当時のトヨタのメンバーや有志を中心に、役立つ記録をかき集め、開発に携わった先輩たちを訪ね歩き、いまは亡き設計者の意図を探り、試行錯誤を重ねて作業を実施。そのプロジェクトの様子を克明に記した、唯一の書籍が刊行された。

パブリカスポーツ(レプリカ)パブリカスポーツ(レプリカ)

1962年の第9回全日本自動車ショーに展示されたパブリカスポーツは、多くの来場者の注目を浴びた。その理由は空力に特化したスタイルやキャノピーにあり、まさに航空機もかくやというデザインだ。実モデルは消滅してしまったが、そのスタイルに魅せられた男たちにより、その復元が行われた。実際に開発に関わった人たちを尋ね、資料を収集するなどで、1/5スケールにたどり着き、そこから、フルスケールモデルまで作成。

本書は幻となったパブリカスポーツの復元とともに、なぜこのモデルが生まれたのか。また関係する資料やスポーツ800との関係性などを克明に記した貴重な1冊である。

想いの復元 パブリカスポーツ想いの復元 パブリカスポーツ

なお本書は、『想いの復元 パブリカスポーツ』(2015年10月25日初版発行)の内容はそのままに、カバーデザインを一新して刊行する新装版である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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