日本・ドイツ発の自動バレーパーキングの国際標準が発行

ボッシュが開発中の自動バレーパーキングシステムのイメージ
ボッシュが開発中の自動バレーパーキングシステムのイメージ全 4 枚

経済産業省は、日本とドイツが共同開発した「自動バレー駐車」に関する国際標準が発行されたと発表した。国際標準の技術が普及することで、駐車場スペースの有効活用や駐車場内での事故低減につながるとしている。

「自動バレー駐車」は、大型施設の駐車場などで、ユーザーが出入口で乗降車する際以外、車両の受け渡しと駐車スペースまでの往復と駐車を、無人の自動走行で行う技術。

ショッピングモール、大型複合ビル、テーマパークなどの大規模な商業施設や空港などでは、「駐車場が見つからない」、「駐車場所が遠い」などの問題や、都市部で限られた駐車場スペースの効率的な活用ができていないという課題がある。

課題解決に向けて、日本や欧米、中国を始めとする世界各国で、自動運転技術を用いた自動バレー駐車システムの実用化が検討されている。こうした中、システムの動作や手続き、車両とインフラのインターフェースの仕様などについて、国際的に統一された標準の整備が求められている。

今回、日本の車両技術の研究開発と実証実験から得られた成果をベースに、共通の機能や方式を有する自動バレー駐車システムを広く世界に普及させることを目指し、日本が技術標準を提案し、ドイツと協力して国際標準を開発した。


《レスポンス編集部》

アクセスランキング

  1. 「トランプさん、これ買います」最新の4ドアマッスルカー『チャージャー』発表に「めっちゃかっこいい」と高評価の声
  2. ヤマハのEVスクーター『JOG E』が約16万円で登場!「手に入りやすい」「50ccより安い!」など注目集まる
  3. BMWが24車種4万台をリコール…濡れると火災のおそれ
  4. 365万円で買えるMINI登場!「土偶みたいな顔しとる」「現実的な価格」などSNSでは反響さまざま
  5. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る