シトロエンの新型EV『E-C3』、2024年欧州発売へ

シトロエンの新型EV『E-C3』のティザー写真
シトロエンの新型EV『E-C3』のティザー写真全 4 枚

シトロエン(Citroen)は7月26日、新型EVの『E-C3』を2024年前半、欧州市場で発売すると発表した。

【画像全4枚】

E-C3は、シトロエンのコンパクトカー、『C3』のEV版だ。E-C3は、すでに南米とインド市場向けに発表されている。欧州向けのE-C3は、南米やインド向けとは異なるモデルになるもよう。ティザー写真からは、次世代コンセプトEVの『OLI』のデザインモチーフを、ヘッドライトに取り入れているのが見て取れる。

2022年9月に発表されたOLIは、ボディサイズが全長4200mm、全幅1900mm、全高1650mm。目標車両重量は約1000kgで、同等のコンパクトSUVよりも軽い。この軽量化によって、最大400kmの航続を実現するバッテリーは、蓄電容量を40kWhに抑えることが可能に。効率を最大化するために最高速は110km/hに制限され、100km走行あたり10kWhの電費を達成する。バッテリー容量の8割を充電するには、23分で済む。

フラットなボンネットやルーフ、リアの「ピックアップベッド」パネルは、リサイクルされた段ボールから作られた。BASFと共同開発された再生段ボールは、ハニカムサンドイッチ構造を持ち、「Elastoflex」と呼ばれるポリウレタン樹脂でコーティングされている。さらに、丈夫な「Elastocoat」保護層で覆われ、BASFの水性塗料で塗装された。再生段ボールを使ったパネルは軽量かつ高剛性で、大人の体重に耐える強度があり、同等の鋼製ルーフ構造と比較して50%軽い。

《森脇稔》

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