ルノーの歴史はモータースポーツの歴史…2023年はルマン100周年、そしてルノー初優勝45周年

ルノーの歴史はモータースポーツの歴史…2023年はルマン100周年、そしてルノー初優勝45周年
ルノーの歴史はモータースポーツの歴史…2023年はルマン100周年、そしてルノー初優勝45周年全 6 枚

『ルノーの世界 新装版』
フランスの歴史ある自動車メーカー
著者:歴史考証家/自動車ジャーナリスト 武田隆著
発行:三樹書房
定価:4400円
ISBN978-4-89522-797-1

ルマン24時間耐久レース100周年、そしてルノー初優勝45周年記念として、ルノー120年以上の歴史を振り返る1冊が刊行された。

1898年に設立した歴史ある自動車メーカーであるルノー。本書ではルノーの歴代名車をはじめ、レース活動などを知りたいところから読めるように、項目ごとにわかりやすく解説。本国ルノーの全面的な協力により、これまで見ることのなかった写真等を多く発掘して収録しているのが特徴だ。

ルノーの歴史はモータースポーツの歴史といっても過言ではない。1899年には早速レースに出場しているし、その翌年には優勝も経験している。1977年からはF1に参戦し数々の優勝を飾っている。アルピーヌやゴルディーニなど、モータースポーツ由来のブランドもあるほど、ルノーとモータースポーツは切っても切れない関係なのだ。

ルノーの歴史はモータースポーツの歴史…2023年はルマン100周年、そしてルノー初優勝45周年ルノーの歴史はモータースポーツの歴史…2023年はルマン100周年、そしてルノー初優勝45周年
ルノーの歴史はモータースポーツの歴史…2023年はルマン100周年、そしてルノー初優勝45周年ルノーの歴史はモータースポーツの歴史…2023年はルマン100周年、そしてルノー初優勝45周年

もちろん本書はそこだけに限らず、“数字のルノー”と呼ばれた各車をはじめ、『トゥインゴ』や『メガーヌ』なども取り上げられているので、大きくルノーの世界を俯瞰することができるだろう。

なお本書は、2023年、ルマン24時間耐久レースが100周年、加えてルノーチームによるルマン初優勝から45周年を迎えたことを記念し、その優勝マシン(A442B)をカバーに配置して300製作した愛蔵版であり、2016年12月刊行の『ルノーの世界 フランスの歴史ある自動車メーカー』(武田隆著)の内容はそのままに、カバー装丁を一新したものである。

ルノーの歴史はモータースポーツの歴史…2023年はルマン100周年、そしてルノー初優勝45周年ルノーの歴史はモータースポーツの歴史…2023年はルマン100周年、そしてルノー初優勝45周年

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る