EVと充電器の相性問題に対応する、キーサイトのアナライザーとエミュレータ…オートモーティブワールド2024

EV充電アナライザ「SL1040A」のモック(キーサイト・テクノロジー/オートモーティブワールド2024)
EV充電アナライザ「SL1040A」のモック(キーサイト・テクノロジー/オートモーティブワールド2024)全 10 枚

輸入車や新興メーカーが増えるEV市場において、あらためて課題になっているのは、車両と急速充電器の相互接続性だ。オートモーティブワールド2024では、キーサイト・テクノロジーが関連の測定器やソリューションを提案していた。

EV充電アナライザ「SL1040A」は、CHAdeMO、CCS1、CCS2、GB/Tといった主要な国際標準規格に対応しており、EV開発、充電器開発に利用できるツールシステム。対応する規格はCHAdeMO1.2、GB/T34658、DIN SPEC70121、ISO/IEC15118。CAN方式でもPLC方式でも制御信号をデコードし、解析表示が可能だ。ロジックアナライザのように信号タイミングチャートの表示や、パケットアナライザのようにプロトコルを解釈してメッセージ形式の表示ができる。

アナライザの分析画面

解析モードは3つある。ひとつはEV用急速充電器と車両の間に充電コネクタを介して接続する「Man in the Middle」テスト。充電器と車両の接続テスト、動作確認などに使う。外部電源とEVの間にアナライザを設置すればEV側のオンボードチャージャーおよび制御プログラムのテストができる。最後はEVの代わりに電源、バッテリーなど負荷を用意して充電器のテストを行うモードだ。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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