北米のEV充電企業のFLOは5月23日、米国ミシガン州の工場で新型DC急速充電器「FLO Ultra」の生産を開始した、と発表した。このマイルストーンは、米国とカナダで急速充電インフラを展開するFLOの継続的な取り組みの一環だ。
FLO Ultra充電器は、320kWのデュアルポート電力を使用して、ほとんどのEVのバッテリーを15分で80%まで充電することができる。この充電器は、「National Electric Vehicle Infrastructure Program(NEVI)」の基準と「Buy America Act」の要件に準拠して設計されており、全国的なEV充電ステーションネットワークの構築を支援する政府の取り組みをサポートしている。これにより、航続の不安を軽減し、EVに対する信頼を高めることが見込まれる。
FLO Ultra充電器には、新開発のFLOモーター駆動ケーブルマネジメントシステムが搭載されている。「EZLift」システムは、ケーブルを地面から離し、車両のポート位置に関係なくケーブルが届くように設計されている。モーター駆動システムによりケーブルが軽くなり、操作が容易になることで、ユーザーの負担を軽減する。