アウディは6月27日、マイクロソフトの「Azure OpenAI Service」を通じて、AIベースのチャットボット「ChatGPT」を車載インフォテインメントシステムに導入すると発表した。
この新機能により、2021年以降に製造された約200万台のアウディ車のオーナーは、自然言語で車と対話し、運転中に知りたい情報を聞くことができるようになる。新型電動SUVの『Q6 e-tron』や将来のE3 1.2エレクトロニクスアーキテクチャを搭載したモデルも、Cerence Chat Proを通じてChatGPTを利用できる。
2021年モデル以降のMIB 3を搭載したアウディ『A3』などの車両では、ChatGPTの統合により、従来の音声操作を超える多くの可能性が生まれる。アウディのドライバーは、インフォテインメント、ナビゲーション、エアコンシステムの操作や一般知識の質問を自然言語で行うことができる。これにより、運転中に前方から目を離すことなく情報を得ることができ、安全性が向上する。この新機能の基盤は、CerenceのChat Proソリューションで、車載向けのChatGPT統合を実現する。