三菱自動車、ベトナム事業30周年…アセアン成長戦略の重要拠点に

三菱自動車のベトナム事業30周年の記念式典
三菱自動車のベトナム事業30周年の記念式典全 3 枚

三菱自動車は10月10日、ベトナムの子会社ミツビシ・モーターズ・ベトナム・カンパニー・リミテッド(MMV)の事業開始30周年を記念し、ホーチミン市で式典を開催したと発表した。

三菱自動車は1994年、ベトナム経済の発展に貢献するため、同国自動車市場創生期にMMVの前身となる生産・販売会社を三菱商事や現地パートナーと合同で設立し、ベトナム事業を開始した。その後のベトナムの自動車市場拡大とともに、現在では三菱自動車のアセアンにおける成長戦略を支える重要な事業の一つとなっている。

2023年度、7人乗りMPV『エクスパンダー』がベトナム国内における車種別販売台数で1位を獲得。2024年3月に販売を開始した小型SUV『エクスフォース』も発売初月に同3位を記録した。2023年度のMMV全体の販売台数実績は約3万台となった。

2024年度もエクスパンダーが7月まで4カ月連続で車種別販売台数のトップ3に入ったほか、エクスフォースが7月から2カ月連続で同1位を獲得しており、好調な販売を継続している。9月に新型『トライトン』をベトナム市場に投入し、さらなる販売台数の増加を目指す。

三菱自動車の加藤隆雄社長は、「三菱自動車にとって、ベトナム市場はその創生期から共に歩んできた長い歴史があり、現在では成長を支える重要な拠点の一つとなっている。今後もベトナム国内の自動車産業と地域経済の発展に寄与するため、さらなる生産、販売の拡大に努めていく」と述べている。

《森脇稔》

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