燃料電池の性能向上へ道筋、固体電解質内部の空間電荷層を直接観察…東大とJSTが成功

研究で用いた4つのYSZ粒界の原子分解能観察結果(上)とSTEMエネルギー分散型X線分光法によるイットリウム濃度の場所による違い(下)
研究で用いた4つのYSZ粒界の原子分解能観察結果(上)とSTEMエネルギー分散型X線分光法によるイットリウム濃度の場所による違い(下)全 1 枚

科学技術振興機構(JST)と東京大学の研究チームは、固体酸化物燃料電池(SOFC)の固体電解質内部における空間電荷層の直接観察に成功した、と発表した。

この成果は、次世代のクリーンエネルギー源として期待されるSOFCの性能向上に向けた新たな指針を示すものとして注目されている。

SOFCは、二酸化炭素の排出が少なく発電効率が高いことから、環境に優しいエネルギー源として注目を集めている。しかし、固体電解質として使用されるイットリア安定化キュービックジルコニア(YSZ)などの材料内部では、結晶粒界でのイオン伝導性の低下が問題となっていた。

《森脇稔》

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