【BMW X3 新型】大胆、モダン、アスレチック---特徴はデザイン

BMW X3
BMW X3全 16 枚

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、4代目となる新型『X3』の販売を開始した。その特徴のひとつはデザインにあるという。

◆エクステリアデザインがポイントのひとつ

現在BMWの中で、世界で最も販売台数が多いX3。7年ぶりのフルモデルチェンジでは、内外装変更とともにパワートレインなど大幅にアップデートした。

その中でも、「エクステリアデザインは大きなポイント」とは、BMWブランド・マネジメント・ディビジョン プロダクト・マネジメント プロダクト・マネージャーの横山タンケ礼音マーティンさんの弁。

BMWブランド・マネジメント・ディビジョン プロダクト・マネジメント プロダクト・マネージャーの横山タンケ礼音マーティン氏BMWブランド・マネジメント・ディビジョン プロダクト・マネジメント プロダクト・マネージャーの横山タンケ礼音マーティン氏

「大胆、モダン、アスレチックが新型BMW X3のデザイン言語」とし、「クリーンな表面と数少ないシャープなプレスラインで力強いプロポーションをアピールし存在感を高めている」という。その印象は、「まるで金属の塊から削り出したような重厚感とアーティスティックな造形を醸し出している」とのこと。

フロント周りの特徴は、キドニーグリルを2つに分割するとともに、グリル周りをライトアップするアイコニックグローで、「夜間でも圧倒的な存在感を放つ」。グリル内では垂直のバーに加え、ボンネットやヘッドライトにつながる斜めのバーも新たなデザインエレメントとして採用した。また、近年のBMWの特徴であるツインサーキュラーヘッドライトは、「2つのL字型のデザインにより、さらにシャープ、かつスポーティーなデザインになっている」と話す。

BMW X3BMW X3BMW X3BMW X3

サイドビューでは、ロングノーズと後ろに行くにしたがって緩やかに下るルーフラインとともに、ボンネットの位置が高く、かつ、ショルダーラインがキックアップさせることで、「従来よりもさらにスポーティーなシルエットとなり、さらなる疾走感を印象付けている」と説明。

BMW X3BMW X3

リアビューも大幅にデザインを改良。プレスラインを最小限にし、ナンバープレートの取り付け位置をテールゲートからバンパーへと移動。これにより、「さらにクリーンかつモダンな印象を与えている。また、トレッドは45mmワイド化されたことで、コーナリング時の安定感を向上させつつ、キックアップする高いショルダーラインによって、さらにスポーティーで力強いリアビューへと生まれ変わった」と述べる。

BMW X3BMW X3

◆日本には3つのラインナップで

さて、ボディサイズは全長4755mm、全幅1920mm、全高1660mmと先代より25mm、全幅は30mmワイド化。一方車高は15mm低くなった。全幅に関して横山さんは、「荷室の拡大などの要望から」と市場からのニーズを強調。結果として走行性能の向上とともに、ラゲージルームは5名乗車した場合の容量は570リットルと、先代プラス20リットル増え、後部座席を倒した状態では1700リットルとプラス100リットル拡大した。「家族での買い物やアウトドアアクティビティにおいてもさらなる実用性を提供している」とコメントした。

BMW X3BMW X3

そしてパワートレインは、BMWのFRアーキテクチャを採用し、「ボディやシャシーのマウント剛性を向上させるとともに、足回りも強化。さらにスタビライザーのマウントの強化などの箇所を改良し、コーナリング時のハンドリング、直進安定性、そして長距離走行での快適性を向上させている」という。

日本に導入されるパワートレインは全て48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。ガソリンモデルの、X3 20 xDrive、ディーゼルモデルの20d xDrive Mスポーツ、そしてMパフォーマンスモデルのM50xDriveをラインナップ。

X3 20 xDriveはxLineで、「街乗りがメインとなる方に最適な高効率ガソリンエンジンを搭載し、新型BMW X3のエレガントな側面が際立つ仕様」。MスポーツのX3 20d xDriveは、「長距離ドライブに最適で力強いトルクを発揮するディーゼルエンジンを搭載。アクティブなライフスタイルにマッチするスポーティーな走りとスポーティーなデザインを両立している仕様だ」と横山さん。そしてX3 M50 xDriveは、「高回転域で圧倒的な力強さを誇るBMW伝統の直列6気筒ガソリンエンジンを搭載し、足回りなど各所にBMW M社のテクノロジーを採用。最高のドライビングダイナミクスをお客様に提供する」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る