自動運転時代のサイバーリスク分析、VicOneが損害保険料率算出機構から業務を受託

VicOne(ヴィックワン)は、損害保険料率算出機構より自動運転時代のサイバーリスク分析に関する業務を受託
VicOne(ヴィックワン)は、損害保険料率算出機構より自動運転時代のサイバーリスク分析に関する業務を受託全 2 枚

トレンドマイクロの子会社で自動車向けサイバーセキュリティを手がけるVicOne(ヴィックワン)は、損害保険料率算出機構より自動運転時代のサイバーリスク分析に関する業務を受託したと発表した。

この取り組みは、将来の自動運転車が普及した社会を見据えた自動車保険の料率制度・体系上の課題整理に関する検討を進めるため、自動車事故の新たな要因となる可能性があるサイバーリスクに関する基礎研究として2024年7月から進行しており、2025年7月を目途に完了する予定だ。VicOneは、リスク発生シナリオを導き出し、そのシナリオを基に被害の程度や損害額を算出することで、当該検討の支援を行っている。

近年、自動運転技術の発展に伴い、一度のサイバー攻撃によって多数の車両が巻き込まれるような事故や、巨額の保険金支払いが発生する可能性のある「集積リスク」の懸念が高まっている。こうした新たな自動車事故のリスクに対応するため、VicOneは損害保険料率算出機構より依頼を受け、サイバーリスクに対する基礎研究の一環として、最悪の事態を想定したシナリオベースの損害額の定量評価に着手した。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 【VW ID.4 4000km試乗】「VWらしさ爆裂」さすがの長距離性能、BEVとしての魅力は[前編]
  4. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】今、日本にちょうどいいBMW…中村孝仁
  5. マツダ『CX-3』終焉は近い? ガソリンとディーゼル2種に集約、SNSではさまざまな考察飛び交う
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る