19日の日経平均株価は前日比93円54銭安の3万7751円88銭と4日ぶりに反落。米国市場のハイテク株安を受け半導体関連株の一角が売られたが、好業績銘柄が買われ、相場を支えた。しかし、上値を追う展開とはならず、引けにかけマイナス圏に沈んだ。
18日のニューヨークダウは260ドル安の4万1581ドルと3日ぶりに反落。前日まで2日間で1000ドル強上昇したことから、主力株に持ち高調整の売りが出た。また、今後の金融政策の行方を見極めたいとのムードが強かった。
ハイテク株主体の米ナスダック市場も3日ぶりに反落。電気自動車(EV)のテスラは5.34%安。中国企業が運転支援機能を無料で提供すると伝わり、高度運転支援システム「フルセルフドライビング(FSD)」の導入を目指す同社に逆風と受け止められたもよう。さらに、欧州や中国での販売不振に対する懸念も強まっている。