マクラーレンのアートカー、ボンネットが慈善オークションに

ヨロバ・イロリ氏のアートが描かれたマクラーレン『アルトゥーラ』
ヨロバ・イロリ氏のアートが描かれたマクラーレン『アルトゥーラ』全 3 枚

マクラーレンオートモーティブは、アート作品が描かれた電動スーパーカー『アルトゥーラ』のボンネットをチャリティオークションに出品している。入札の締め切りは4月16日。

マクラーレン『アルトゥーラ』のアートカー

マクラーレンは慈善団体のアート・オブ・ウィッシュズと協力し、アルトゥーラのアートカーを制作。この取り組みは、重篤な病気の子どもたちの願いを叶える活動を行うメイク・ア・ウィッシュを支援するもの。

アートカーは3か月間イギリス国内のマクラーレンショールームを巡回展示された後、ボンネット部分がアート作品としてアート・オブ・ウィッシュズによってオークションにかけられた。収益はすべて、世界的に有名な子ども向けチャリティー団体のメイク・ア・ウィッシュに寄付され、重篤な病気の子どもたちの願いを叶えるために使用される。

ヨロバ・イロリ氏のアートが描かれたマクラーレン『アルトゥーラ』ヨロバ・イロリ氏のアートが描かれたマクラーレン『アルトゥーラ』

アートカーを手がけたのは、イギリス・ナイジェリア出身の多才なアーティスト、ヨロバ・イロリ氏だ。イロリ氏は、ロンドンのペニンシュラホテルの中庭で2日間にわたるライブアート・インスタレーションを行い、この独特な手描きの傑作を制作した。この催しは、毎年開催される現代アートフェア、フリーズロンドン2024の一環として行われた。

イロリ氏がスーパーカーのデザインに込めた着想は、「Paradise for All(すべての人のための楽園)」と呼ばれる花をモチーフにしたプリントシリーズから得たものだ。花のシンボルは、生と死後の世界のつながりを表現している。花は美しさ、蕾、開花、生成と存在の連続的なサイクルを通じて、無常と再生を象徴しているという。

大胆な色使いと物語性のあるデザインで知られるイロリ氏は、2023年からアート・オブ・ウィッシュズとパートナーシップを結んでいる。メイク・ア・ウィッシュのために資金を集めるアートワールドの取り組みである、アート・オブ・ウィッシュズの有名な隔年開催のガラパーティーで、イベントの招待状やテーブルクロス、ステージに明るく楽しいデザインを提供した。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  3. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
  4. クルマ好きも唸るイベント満載!さらに進化した「ジャパンモビリティショー2025」の見どころとは?PR
  5. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…10月の試乗記ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る