半導体大手のNXPセミコンダクターズは、自動車業界で初めて16nmのFinFETプロセスを採用し、磁気RAM(MRAM)を内蔵した車載マイコン(MCU)ファミリー「S32K5」を発表した。S32K5は、NXPのCoreRideプラットフォームを拡張し、ソフトウェア定義車両(SDV)アーキテクチャに対応したゾーン制御システムやEV向けソリューションを提供する。自動車メーカーが採用を進めるゾーン型アーキテクチャに対応し、電子制御ユニット(ECU)機能の分散と統合に柔軟に対応できる。