ダイハツの水橋英樹氏、黄綬褒章受章…長年の「金型仕上げ」で功績

ダイハツ工業は、金型仕上げに長年携わってきた社員の水橋英樹氏が黄綬褒章を受章したと発表した。黄綬褒章は農業、商業、工業などの分野で優れた技術や業績を持ち、模範となる者に授与されるもの。

自動車には多くのプレス部品が使われているが、鉄板をプレス加工すると歪みが生じ、意図した形状にならないことがある。水橋氏は昭和56年に入社以来、マイクロメートル単位で金型を微調整し、図面通りの部品を作る金型仕上げに長年携わってきた。

その成果をデータベース化し、シミュレーション解析に活用することで、生産準備段階の金型修正ロスを減らし、品質の安定化に貢献している。

また社内では基本技能から応用、実際の生産金型補修までを網羅する教育プログラムを実践し、技能の伝承体制を確立した。社外でも肉盛り作業や精密仕上げ方法などの技術教育支援を行い、大阪府や滋賀県の技能検定委員として後進の育成と業界発展に尽力している。

最近では自身の経験や職人としての思いを講演し、金型仕上げの楽しさやモノづくりの重要性を広く伝えており、令和2年 なにわの名工、令和4年 現代の名工も受賞している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  2. ダイハツ『ミゼットX』に大阪バージョンが登場!“ソロキャン”向けの単座仕様に…Japan Mobility Show KANSAI 2025
  3. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
  4. 『ランエボIV』を18分の1ダイキャストミニカーで精巧再現、開閉機構付きで発売
  5. 「やっぱトヨタはすげぇよ…」新型スーパーカー『GR GT』発表にSNSは興奮の渦!「V8ツインターボはあつい!」「会長は国宝」など絶賛
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る