タイガーは、トラック運送業界向けに日常点検をスマートフォンで簡単に実施・記録・管理できるサービス「スマトラ」をリリースした。
「スマトラ」は、トラックドライバーがスマートフォンを使って日常点検を確実に行い、その結果をリアルタイムで管理者と共有できるクラウドサービスだ。動画による点検手順ガイドや、異常箇所の写真撮影・報告機能を搭載し、ドライバーの経験に関わらず確実な点検を実現する。
国土交通省の資料によると、令和4年における全国の高速道路上の貨物自動車の故障は約3.7万件、一日当たり100件以上発生している。さらに、車両故障に起因する重大事故は、令和3年(363件)から令和4年(446件)へと増加傾向にある。
タイガー社は「スマトラ」の開発背景について、「トラック運送業界において、日常点検は安全運行の要であるにもかかわらず、紙ベースの記録管理や点検項目への理解不足、形骸化といった課題が山積している」と説明する。