ジェイテクトは、6月4~6日に千葉県千葉市の幕張メッセで開催される「Japan Drone 2025」に初めて出展すると発表した。今回の出展では、2024年から開発を進める国産フライトコントローラーを中心に紹介する。
ジェイテクトは「JTEKT Group 2030 Vision」を掲げ、モノづくりとモノづくり設備を通じてモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダーを目指している。グループ内の技術や知見を集約したコアコンピタンスプラットフォーム(ココプラ)を活用し、2025年1月にはソリューション共創センターを開設。社内外の技術を結びつけ、社会の課題解決に貢献するソリューション型ビジネスを推進している。

今回の出展では、2024年から開発を進める国産フライトコントローラーを中心に紹介する。自動車のステアリングシステムで培った技術を活かし、高い応答性と姿勢安定性、信頼性を兼ね備えた姿勢制御を目指している。試作評価テストでは突風発生時の安定性向上を確認している。
また、高耐熱リチウムイオンキャパシタ「Libuddy」を搭載した補助電源システムにより、ドローンの運動性能を飛躍的に改善する。Libuddyは放電・充電が非常に早く、出力密度に優れ、繰り返し充放電による性能劣化が少ないため電池寿命が長い特徴を持つ。
ジェイテクトは今後も空飛ぶモビリティ社会の発展に向けて、評価試験や実証実験を重ね、機能開発や性能向上に努める、としている。