東風汽車の高級オフロード電動車ブランド「東風猛士科技」は、新フラッグシップモデル『猛士M817』の詳細を中国で発表した。
「上海モーターショー2025」での発表に続き、猛士M817は今回初めて内装の詳細や空間サイズなどの核心的な製品力を明らかにした。都市でもオフロードでも対応可能な「智野双全」をコンセプトに、スマートオフロード生活の新たな高みを定義している。
雄魂美学2.0と呼ぶデザインでは、東洋の醒獅(せいし・中国の獅子舞)をモチーフに未来技術を融合した。車体前面の象徴的な獅吼グリルにMのLOGOライトを配置し、先進感の中に野性的な張力を秘めている。2段式ボンネットは獅子の首のように威厳を表現し、側面のボディラインはファミリーデザインを継承している。

内装では、全面積の91.2%のソフト包装カバー率を実現した。人体と座席の接触面には大面積でNappaレザーを使用している。環境配慮として、内装皮革は100%環保水性表面処理剤を使用し、有害物質の放出を根本から防いでいる。
車体サイズは全長5100mm、全幅1998mm、ホイールベース3005mmだ。エアサス仕様では車庫モードで車高を45mm下げて1874mmまで下げることができ、高さ制限の煩わしさから解放される。
助手席のシートバックを倒すことで後席と連結し、1.7mの標準ダブルベッドを形成する。後席を完全にフラットにすると、荷物室の床面と合わせて2.1mの快適な大型ベッドとなる。

猛士M817は、東風の「鷹眼」車載ドローンシステムを搭載できる。ルーフには取り外し可能な発着スポットを設置可能。走行中はドローンは収納され、荷物の積載に全く影響しないという。
ファーウェイのスマートドライビングADS 4システムを初搭載し、全シーンでスマート運転支援を実現する。
東風猛士科技は今後も「無畏・征服」のブランド精神を堅持し、継続的な革新製品で豪華電動オフロード車の境界を突破していく。