<1>AI時代に対応、人材育成はどう変わる?
PwCコンサルティング合同会社 ディレクター 三城雄児 氏
生成AIに代表されるテクノロジーの進化により、人材育成のあり方にも変化が求められています。PwCコンサルティング合同会社では、人材育成の中期戦略を新たに定め、新しい教育方針のもとでリーダーシップ開発やリスキリングに取り組んでいます。いま、求められる人材育成とはどのようなものか、そしてどのようなプログラムを設計すべきかについて、PwCコンサルティングのDirectorで教育部門のSME(Subject Matter Expert)として活動する三城雄児氏が講演します。
1.いま求められる企業教育・リスキリングのテーマ:水平的成長と垂直的成長
2.垂直的成長をどのように企業研修に組み込むか:中長期の教育計画づくり
3.垂直的成長のための具体的なプログラム事例:教育研修の設計
4.質疑応答
<2>Hondaの人材獲得と育成施策
本田技研工業株式会社 人事部人材開発課 課長 松井翔太 氏
Hondaでは、全社の方針である「一人ひとりの夢を原動力に人と社会を前進させる総合モビリティカンパニー」を目指し、事業戦略の到達点からバックキャストした将来必要な人材ポートフォリオの形成を目指しています。夢の力とスピードを勝ち技に、Hondaフィロソフィーをベースにしたチャレンジ・融合・成長のサイクルで人と組織の変革を進めています。
本講演では、これらを実現するために達成すべきテーマとして掲げている、「従業員の内発的動機の喚起と多様な個の融合」および、「事業上の注力領域の人材の量的・質的充足」という2つの切り口からHondaの人材獲得と育成施策を中心に紹介します。
<3>スズキの中期経営計画における経営基盤の強化に向けた人財育成の取り組み
スズキ株式会社 人財開発本部長 福田尚 氏
スズキ株式会社は2025年に中期経営計画「By Your Side」を発表し、2030年度までの成長戦略をどのように達成していくかの具体的な取り組みを打ち出しました。その経営基盤の強化に向けた人財育成の取り組みとして、「個の成長(=職務能力向上)」と「ウェルビーイング強化(人材から人財へ)」に注力していきます。
「挑戦と行動」、「能力向上」、「評価・フィードバック」のサイクルを回し、従業員が健康で豊かで幸せな生活を送り、安心して長く働ける環境を提供することで、従業員一人ひとりが個の成長に没頭できる環境を整備していきます。
本講演では、スズキの福田尚人財開発本部長が、これらの取り組みについて語ります。
<4>マツダの価値創造の源泉は「人」;人材育成の取り組み
マツダ株式会社 人事本部長 西川智士 氏
マツダは、「いきいきとした体験をお届けし、前向きに今日を生きる人の輪を広げる」ということを企業の存在意義と定義しています。そのためにマツダは、どこよりも「ひと」がいきいきと活躍している企業を目指しています。従業員一人ひとりがお客様起点で考え・行動し、その総和を最大化することで、マツダの成長につなげていきます。
本講演では、従業員の活躍の根底に位置付けられる組織風土や人事制度を如何に改革していくかについてご紹介します。