日本精工(NSK)は28日、鉱山設備向け軸受のカーボンフットプリント(CFP)算定報告書を公開した。軸受のCFP算定報告書の公開は業界初となる。
CFPは製品単位の温室効果ガス排出量を示す指標で、脱炭素社会に向けて海外では政策推進、国内では環境省が2月に「カーボンフットプリント表示ガイド」を公表するなど関心が高まっている。
NSKは2025年3月、業界初となるリコンディショニング対応の高負荷容量大型円すいころ軸受を開発。今回の報告書では、この製品のライフサイクル全体におけるCO2排出量算定項目を明確化し、より信頼性のある形での発信を狙いとしている。