自動運転車向けビデオ圧縮技術、最大50%の効率向上を実現…ビーマーがIAAモビリティ2025で発表へ

GPUアクセラレーション型ビデオ圧縮ソリューション
GPUアクセラレーション型ビデオ圧縮ソリューション全 1 枚

ジャパン・トゥエンティワン(以下:J21)は、海外パートナーのビーマー社が、9月8日にドイツで開幕するIAAモビリティ2025において、自動運転車向けのGPUアクセラレーション型ビデオ圧縮ソリューションを初公開すると発表した。

ビーマー社の新技術は、NVIDIA社の自動運転インフラチームによる厳密な検証を経て、既存の機械学習(ML)ワークフローと比較して23%~50%の圧縮効率向上を達成した。特に、重要な視覚情報を保持しながら、モデルの精度を損なうことなく圧縮を実現できる点が評価されている。

自動運転車企業が扱うビデオデータは100~500ペタバイト以上に及ぶこともあり、インフラへの負荷が急増している。ビーマー社のコンテンツ適応型ビットレート技術(CABR)は、NVIDIA社のGPUを活用し、既存のコーデックを使用した場合で23%の圧縮効率向上を実現。さらに、HEVCやAV1などの最新コーデックを用いることで、最大50%のビットレート削減を達成した。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. MTのみの潔さに「ほぼ最高では?」 フィアット『500ハイブリッド』発表に国内でも注目集まる
  2. 最新機種の“魅力”を解剖! カロッツェリアの「モニターレス機」なら、スマホを便利に使い倒せる![メインユニット最前線]
  3. 「空調」がクルマを変える! カルソニックカンセイをルーツに持つ「ハイリマレリ」が巻き起こす“新風”…ジャパンモビリティショー2025PR
  4. 加藤製作所、新世代ラフテレーンクレーン「SL-250RV」発売…油圧伸縮起伏ジブ採用
  5. 【プジョー 208 新型試乗】新ハイブリッド搭載で、俊敏なハンドリングがより際立つ…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る