スズキは10月1日、デュアルパーパスモデルの新型『DR-Z4S』およびスーパーモトモデルの新型『DR-Z4SM』を、10月8日に発売すると発表した。価格は119万9000円だ。
【画像】スズキ「DR-Z4S」と「DR-Z4SM」の全カラー
DR-Z4SとDR-Z4SMは、2024年のミラノショーで初公開。日本では今年3月の大阪、東京モーターサイクルショーなどでお披露目となっていた。2000年代に人気を博した『DR-Z400S』を源流に持つデュアルパーパスとスーパーモトで、現在は少なくなった400ccクラスのオフローダーの復活とあって、発売が待たれていた。


DR-Z4Sは、街乗りやワインディングなどのオンロードから本格的なオフロードまで幅広く楽しめるデュアルパーパスモデル。DR-Z4SMは、DR-Z4Sの走行性能を活かしつつ、日常使いからサーキット走行まで多様なライディングを楽しめるスーパーモトモデルだ。
新搭載の電子制御システムS.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)には、G(グラベル)モードを含むSTCS(スズキトラクションコントロールシステム)、SDMS(スズキドライブモードセレクター)、解除モード付ABSを採用。ライダーのスキルや路面コンディションに応じた多様なライディングが可能となった。
さらに、アグレッシブなスタイリングデザインに加え、LED灯火類やLCDメーターを備え、先進的な外観とした。

398ccの水冷4サイクル単気筒DOHCエンジンを搭載し、最新の排出ガス規制に対応しながら走行性能を向上。新設計のシリンダーヘッドの採用により、低回転走行時の粘り強さ向上と高回転域の出力向上を実現した。
ボディカラーは、DR-Z4Sが「チャンピオンイエローNo.2ソリッドスペシャルホワイトNo.2」と「ソリッドアイアングレー」の2色、DR-Z4SMが「スカイグレー」と「ソリッドスペシャルホワイトNo.2」の2色となっている。
年間目標販売台数はDR-Z4Sが400台、DR-Z4SMが800台(いずれも日本国内)となる。