オートリース業界のリーディングカンパニー「SMAS」が掲げる「移動革命」の今と未来…ジャパンモビリティショー2025

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SMAS 麻生浩司社長
SMAS 麻生浩司社長全 8 枚

「サステナブルな社会に向けたモビリティプラットフォーマー」として、「SMAS移動革命」を掲げるSMAS(エスマス)。今年6月に麻生浩司新社長が就任した。10月29日に開幕する「ジャパンモビリティショー2025」にオフィシャルパートナーとして協賛・出展することを発表したSMASは、どんな移動の未来を見せてくれるのか。

◆オートリース業界のリーディングカンパニー「SMAS」

“SMAS”という名称には馴染みがないかもしれないが、「住友三井オートサービス」と聞けばピンとくる人もいるかもしれない。1981年に設立され、ユーザーの安心・安全を第一に質の高い総合車両管理サービスを提供することで、オートリース業界のリーディングカンパニーとして成長を続けている企業だ。

日本のオートリース市場は2024年度末に419万台、2025年度末には428万台に達し、2026年度末には440万台規模になると予想される。そんな中でSMASは電動化やデジタルトランスフォーメーション(DX)など、100年に一度の変革期とされる自動車・モビリティ産業の中で、新たなモビリティの価値を創造しようとしている。

「日本は人口減少に向かい、車に乗る人も減少して販売台数は厳しくなるものの、所有から利用への移行が進むため、マーケットは大きく減ることはないと見ている。漸減する中で我々のプレゼンスを保っていくことが重要になる。価格競争とコスト増で競合リース各社も厳しい中、生産性を上げて競争力を高め、顧客基盤を拡大していくことが、今、最もやるべきこと」と麻生社長は語る。

オートリースのDXでは、アルコールチェックの法令義務化をきっかけとして、運転日報の記録や乗車前後での点呼実施といった社用車・公用車管理の厳格化に伴い、ビジネスMaaSアプリ「Mobility Passport」(モビパス)やテレマティクス車載器など車両管理DX化の推進につながっているという。

◆「EV導入の壁」を解決するSMASのソリューション

SMASe-PARKSMASe-PARK

さらに環境意識の高まりからEV導入の機運も上昇している。

SMASは2009年のEV黎明期からEVの普及促進に取り組んできた。「クルマ社会の発展と地球環境の向上に貢献する」という経営理念のもと、カーボンニュートラルの実現に向けて、企業や自治体のEV導入を積極的に支援。2025年3月末時点で約1万2千台ものEVを保有・管理しており、法人としてはトップクラスの実績と知見がEV導入支援サービスにつながっている。

麻生社長は、「EVでは国内の新車販売における約5%を当社で取り扱っている。脱炭素やカーボンニユートラルの流れを受けてEV比率が今後高まってくる中で、さらなる拡大を目指したい。またEVは走行距離が限られる自治体や官公庁向けに適しており、中古EVリースの実証にも取り組んでいる」とする一方で、「初期導入コストや運用面の不安が導入の壁となっていることも事実」だという。

これを解決するSMASのソリューションが「グリーンフリートマネジメント」だ。使用目的に応じたEV車種の選定から、充電環境の整備、導入後のアフターサービスやエネルギーマネジメントなどの周辺領域まで、最適なEV導入プランをワンストップで提供するのがSMASの強みだ。

SMASのグリーンフリートマネジメントSMASのグリーンフリートマネジメント

「顧客の脱炭素化への取り組みを起点に『EV導入』を1つの手段として、当社株主の住友商事や三井住友FGなどグループ会社と連携してグリーンエネルギーを提供するなど、顧客の脱炭素化を川上から川下まで一貫して支援する仕組み。導入前のシミュレーションや充電環境の整備、運用支援、補助金活用など、ワンストップでEV運用を支援する体制(EVワンストップサービス)を整えており、これらを通じてEV導入のハードルを下げる提案を強化していく」(麻生社長)

こうした活動の一環として、2023年度より全国各地でEVの乗り比べ試乗ができる「SMASe-PARK」を実施している。2025年度もすでに広島、神戸、仙台、福岡で開催、今後は沖縄や埼玉でも予定しているという。麻生社長は「メーカー各社のEV車種を一時に乗り比べできることで、各地におけるカーボンニュートラルの実現を目指したEV導入機運の醸成に一役買っている」とその効果を評価する。

SMASが描くサステナビリティのその先には、車両本体を寿命後に回収し部品・素材を再利用、循環資源を次世代モビリティ開発へ活用する「サーキュラーエコノミー」の実装や、EVを“動く蓄電池”と定義して、未使用時は建物や地域へ電力を供給したり、災害時には電力不足エリアに移動して給電機能を発揮するなど、EVを電力インフラ化する仕組みを構築することで、移動そのものをサステナブルな「グリーンインフラ」に変えていくことも視野に入れている。

◆SMASが掲げる「移動革命」の姿を体感できる

そんなSMASが、10月29日に開幕する「ジャパンモビリティショー2025」(JMS)に出展する。コンセプトは「未来のモビリティ社会を、ともに。」。移動は単なる『AからBへ移る手段』ではなく、人と人、都市と地域、企業と社会をつなぐ基盤と定義し、あらゆるモビリティをシームレスにつなぎ、地域や企業を支え合い、資源とエネルギーが循環する社会を目指すSMASの今と未来を体感できる展示となる。

ブースでは、SMASの文字からとった「Safety」「MaaS」「Alliance」「Sustainability」の4つの軸をテーマに、移動の未来を描く。

「Safety」は、SMASが提供する移動サービスの「揺るぎない基本前提」だ。高度なセンシング技術とリアルタイム分析により交通事故を未然に防ぎ、AIなどの先端技術を駆使して複雑なモビリティ管理をシンプルにすることで、あらゆる移動に安全をもたらす。

「MaaS」では、“移動を選ぶ”という意識そのものをなくし、あらゆるモビリティをシームレスにつなぐことを目指す。AIが個人の状況や環境を踏まえ、最適な移動体験を自動的にデザインし、ビジネスから日常まで、誰もが一貫してストレスフリーに移動できる社会を実現する。

「Alliance」は、企業をはじめ、地域社会、整備体制やエネルギー供給を含めたあらゆるネットワークとの「連携」を意味する。多様なアライアンスを通じて、持続可能で包摂的な未来社会の共創をグローバルでも推進していく。

そして「Sustainability」では、「走るたび、持続可能性が加速する。」をキーワードに、省エネ移動・資源循環・再エネ活用を通じて、環境負荷からサステナビリティの推進力へと変えていく、としている。

SMASのジャパンモビリティショー2025ブースイメージSMASのジャパンモビリティショー2025ブースイメージ

こうしたSMASが掲げる「移動革命」の姿を「SMAS FUTURE VISION」と題した巨大マルチ映像ビジョンで体感できる。SMASのイメージキャラクターである影山優佳さんのアバターがニュースキャスターとなって、近未来のモビリティ社会を伝える「SMAS FUTURE NEWS」や「SMAS移動革命」の現在地について、クイズ形式で紹介する。

さらに、SMASが目指す未来の実現に欠かせない自動運転バスも展示される。BOLDLYが採用する最新型の自動運転バス「ROBOBUS(PIX Moving)」が展示され、地域の交通課題解決をともに目指す、まさに「Alliance」と「MaaS」の姿を見ることができる。

またSMASブースでは会期中、興味深いトークセッションが多数開催される。オフィシャルデーの10月30日(木)午後には麻生社長が登壇し、「NIKKEI GX 会議」の座長で東京大学未来ビジョン研究センター教授の高村ゆかり氏と『もはやリースだけではない、GX推進の戦略的パートナーへ』と題したセッションが行われる。ほかにも、『自動車整備工場の変革と未来』、『ゼロカーボンシティの実現と循環型まちづくりに向けたソリューション』、『L4の自動運転車両が1万台走っている未来』といった魅力的なテーマのもと、各界の有識者が登壇するトークセッションが予定されている。

11月6日(木)には、レスポンスプロデュースによるトークセッション『まちをDXするMaaS-その現在地と未来-』が開催される。SMASモビリティ戦略推進本部の山田幸人本部長と、国土交通省 総合政策局 モビリティサービス推進課/情報政策課総括課長補佐の内山裕弥氏が、国交省が推進する「COMmmmONS(コモンズ)」や、SMASが提供するビジネスMaaSアプリなどを起点に、現時点での取り組みや未来への展望などを紹介。MaaSにおけるDXの重要性を浮き彫りにしながら、未来に向けてどのように変化・進化していくか、社会や暮らしへの影響へと議論を深めていく。

◆共創から生まれる豊かで夢のあるモビリティ社会

「ワクワクするモビリティの未来」を見せる共創プラットフォームとして、従来の東京モーターショーから進化した「ジャパンモビリティショー」。そのコンセプトを体現したかのようなSMASのビジョンは、今回のショーの大きな見どころとなる。

麻生社長は、「JMSは、移動だけでなく、社会課題の解決や新しい価値を創造し、豊かで夢のあるモビリティ社会をつくりたい、という想いのもとに、さまざまな仲間が集まり、未来を提示する『共創プラットフォーム型イベント』。当社はこれに賛同してオフィシャルパートナーとして協賛した。今回出展ブースのコンセプトとして『SMAS移動革命 ~ 未来のモビリティ社会を、ともに。』を掲げているとおり、豊かで夢のあるモビリティ社会とワクワクする未来をあらゆる官民連携パートナーとともに実現していきたいと考えている」

「地方自治体や国内外の法人顧客、国内・海外を問わない自動車メーカー各社に加え、テレマティクスメーカー、タイヤやバッテリーといった車両周辺デバイスメーカーなど、当社ビジネスと関連するパートナーとの共創により、豊かで夢のあるモビリティ社会をつくっていきたい」とし、「SMASが考える未来のモビリティ社会とそこにおけるSMASの機能・役割については、ぜひ当社ブースでご確認願いたい」と来場を呼びかける。

「ジャパンモビリティショー2025」は2025年10月29日(水)~11月9日(日)まで開催(29日・30日午前はプレスデー)。会場は東京ビッグサイト。SMASは西1ホールにブースを構える。

SMAS Japan Mobility Show特設サイトはこちらから

《レスポンス編集部》

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