【メルセデスベンツ CLA 新型試乗】現行最終モデルでも色褪せない、デザインと乗り味…島崎七生人

メルセデスベンツ CLA 180 Urban Stars
メルセデスベンツ CLA 180 Urban Stars全 20 枚

『CLA』はすでにBEVも設定された新型が登場しており、日本市場でも遠からず切り替わる見通し。今回の試乗車は現行型のいわば最終モデルで、今年6月にラインアップに追加された「CLA 180 Urban Stars」である。

【画像】メルセデスベンツ CLA 180 Urban Stars

現行型はCLAとして2代目にあたり、本国で登場したのは2019年。純粋にデザインのキレイなメルセデスベンツだなぁと当初から個人的に感じていた1台で、登場以来、その魅力はまったく色褪せて見えないほど。

メルセデスベンツ CLA 180 Urban Starsメルセデスベンツ CLA 180 Urban Stars

とりわけ斜めリアから眺めた時のルーフからCピラー、トランクリッド、リアフェンダーへと繋がるしっとりとなめらかな面の流れ、そこにリヤコンビランプを溶け込ませたしなやかな佇まいはこのクルマの見せ場であり、今でも見入ってしまう。

なおリアフェンダーはサイドミラーに映るとおりボリューム感たっぷりで、実際のボディサイズ(全幅は1830mmほど)以上の逞しさがある。ちなみになめらかなボディ面を撫でながらの洗車、拭き上げは、ことのほか心地いいと改めて実感もした(細い20本スポーク黒塗りのAMGホイールは自力での洗浄にはそれなりの労力を要するが…)。最小回転半径は5.1mと、メルセデスベンツらしく小回りが効く。

◆“クーペ”のコンセプトだったことを実感

メルセデスベンツ CLA 180 Urban Starsメルセデスベンツ CLA 180 Urban Stars

インテリアはここ最近のメルセデスベンツの流儀を踏襲。とくに出自が共通の『Aクラス』などとデザイン、機能の共通項は多く、たとえばシフト操作はステアリングコラム右手のレバーで行なう(“P”は頭の部分を押す)。空調の操作系が物理スイッチでインパネ中央に並べられていること、オーディオ系のボリュームがセンターコンソールのダイヤルスイッチでも実行可能なのはありがたい。運転席からはエンジンフード上の2つのコブが視野に入り、取り回しも楽なセダンライクな視界が得られている。

一方で後席に着座してみると、頭上と前後方向のスペースが決して欲張っていないことがわかる。背もたれは無理に寝かせていないが、それらを知ると、このクルマが“クーペ”のコンセプトだったことを実感する。なお前席がスポーツシートとなるUrban Starsの本革シートは、表皮の厚みと滑りにくい風合いがいい。

メルセデスベンツ CLA 180 Urban Starsメルセデスベンツ CLA 180 Urban Stars

◆「Aクラス」よりもゆったりとした乗り味

パワートレインは4気筒の1.4リットルターボエンジン+7速ATは100kW(136ps)/230Nmのスペックを発揮。これに10kW/58Nmのモーター+リチウムイオン電池のハイブリッドモジュールが組み合わせられる。動力性能的には場面によらず数値以上にフレキシブルな印象があり、レスポンスよく軽々と回るエンジンも印象的。とはいえスッとコースティングを実行してくれたりと、現代的な制御もしっかりと入っている。

前後して試乗した「A 200 d Urban Stars」とはホイールベースは共通、車重も試乗車同士で数値上奇しくも1510kgと同一だったが、乗り味はこちらのCLAは、よりゆったりとした振るまいに感じられた。

メルセデスベンツ CLA 180 Urban Starsメルセデスベンツ CLA 180 Urban Stars

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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