東急不動産、最新物流施設「LOGI'Q蓮田」竣工…LOGI'Qシリーズ初の大型蓄電池併設

東急不動産の「LOGI'Q蓮田」
東急不動産の「LOGI'Q蓮田」全 2 枚

東急不動産は、物流施設「LOGI'Q(ロジック)」シリーズの新規施設「LOGI'Q蓮田」(埼玉県蓮田市)が竣工したと発表した。

【画像全2枚】

本施設は延床面積約3万坪の大規模なマルチテナント型物流施設で、多様なニーズに対応する。LOGI'Qシリーズでは初めて大型蓄電池を併設し、エネルギーマネジメントシステムを導入することで、再生可能エネルギーの有効利用を実現する。

立地は圏央道「白岡菖蒲I.C」から約1.7km、東北自動車道「久喜I.C」から約5.9kmに位置し、首都圏だけでなく関東一円をカバー可能。最大6テナントの入居が可能で、国道から直接2階へアクセスできるスロープを計画し、効率的な施設利用を実現した。

施設内装にはリサイクル材を多数採用し、ワーカーの快適性を重視。3階カフェテリアにはマッサージチェアやフィットネスマシン、ハンモック等を導入し、入居テナントの健康経営を支援する。

環境面では、屋根上の太陽光発電設備に加えて大型蓄電池設備を導入。太陽光で発電した電力を蓄電池へ充電し、夜間等に放電させることで、建屋が使用する電力の再生可能エネルギー比率を向上させる。また、電力需要が逼迫する時間帯に蓄電池から放電を行うことで、電力系統や需給への負担軽減を図る。グループ会社の株式会社リエネと協力し、蓄電池を活用した電力の市場取引も実施する。

こうした取り組みにより、CASBEE Sランク、BELS6つ星、ZEB認証と、各種環境認証で最高評価を取得した。BCP対策として、重要設備(受変電設備・防災センター・蓄電池設備等)を浸水想定レベル以上に設置。水害発生時は地域住民の避難を受け入れられる設計とし、地域の防災能力向上にも貢献する。

1月28日には竣工式を執り行うとともに、物流ドローンの配送実証実験を実施した。近隣の「LOGI'Q白岡Ⅱ」から本施設までの約2.6kmを、NEXT DELIVERY(エアロネクストの100%子会社)の協力のもと、約7分の河川上空飛行を経て無事着陸した。

両施設の間にはDID(人口集中地区)が広がっており、首都圏エリアのDID内で物流施設間上空をレベル3.5(補助者を伴わない無人航空機目視外飛行)の遠隔自動運航によって運行したのは日本初となる。

東急不動産は現在、GREEN CROSS PARK(グリーンクロスパーク、GXP)ブランドを掲げ、全国で次世代産業団地の開発へ取り組んでいる。今後は、今回実施したDIDでの実証実験を足掛かりとして、2030年以降のGXP本格稼働を見据えた次世代の物流・産業技術を積極的に活用していく。

東急不動産ホールディングスは2021年に長期ビジョン「GROUP VISION 2030」を発表。「環境経営」「DX」を全社方針として取り組んでいる。2025年5月には2030年度を目標年度とする「中期経営計画2030」を策定し、「広域渋谷圏戦略の推進」「GXビジネスモデルの確立」「グローカルビジネスの拡大」の3つの重点テーマに取り組んでいる。

《森脇稔》

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