VW、中国専用のCEAアーキテクチャ発表…自己学習型ADAS搭載

VWが中国市場向けに開発した新型チャイナエレクトロニックアーキテクチャ(CEA)を発表
VWが中国市場向けに開発した新型チャイナエレクトロニックアーキテクチャ(CEA)を発表全 1 枚

フォルクスワーゲンは、中国市場向けに開発した新型チャイナエレクトロニックアーキテクチャ(CEA)を発表した。

このアーキテクチャには、CARIZONが開発した自社製の先進運転支援システム(ADAS)が搭載されており、より高度な自動運転レベルへの重要な一歩となる。

高性能ゾーナル型のCEAは、中国における最初のフォルクスワーゲンモデルに搭載された。CARIZONが開発した初の自社製ADASソリューションにより、新たな運転快適性を実現している。中国の複雑な交通環境に特化して開発されたこのシステムは、自己学習機能を備え、シームレスで安全な運転体験を提供するよう設計されている。

CARIZONは、CARIADと中国のテクノロジー企業ホライゾンロボティクスの合弁会社。2025年に自社製ADASソリューションのロードマップを発表し、今回、最初の運転支援機能が完成し、『ID.UNYX 07』に搭載された。

これはCARIZONによる意欲的な自社開発における重要なマイルストーンとなる。合弁会社は中国市場向けにレベル2、レベル2++、レベル3/4のADASソリューションに取り組んでいる。次のステップとして、フォルクスワーゲングループはホライゾンロボティクスと共同で初の自社設計システムオンチップ(SoC)を活用し、CARIZONが開発する将来のADASソリューションを強化する予定だ。

CEAは従来の車両世代と比較して、電子制御ユニットの数を約30%削減し、システムの複雑さを大幅に簡素化している。これにより、先進的なAIコックピット機能、中国専用の運転支援システム、車両全体のOTAアップデートのための安定した基盤が提供される。

最初のCARIZON ADAS機能はレベル2+の運転支援を提供する。CEAと共に初めて搭載され、CEA内部の高性能コンピュータである新しい「ADASブレイン」上で、ホライゾンのジャーニー6Mコンピューティングソリューションによって駆動される。

このシステムは、中国の顧客が最も頻繁に使用するADASシナリオに適した高度な高速道路支援機能と自動駐車ソリューションを提供し、運転の快適性と利便性を大幅に向上させる。高速道路での急な割り込みに対応した自動車線変更から、隣接するトラックとの安全な車間距離の維持まで対応する。また、駐車場入口から安全な駐車スペースまでの自動駐車ルートを学習し、Bluetooth接続を介してスマートフォンから遠隔操作で駐車の出し入れを制御できる。

CARIZONによる自動運転機能の範囲は、2026年にさらに拡大する予定だ。自社ソフトウェア開発とシステム設計を完全に所有する「ホワイトボックスアプローチ」により、次世代ADAS機能の投入はすでに視野に入っている。CARIZONは2026年に中国でアーバンナビゲートオンオートパイロット機能を備えたレベル2++のADASソリューションを導入し、さらに多くの都市機能と高速道路での快適性を提供する。

これはレベル3/4のさらに高度なソリューションへの基礎的なステップでもある。CARIZONでは700人以上のADAS専門家が、中国における次世代AI搭載の高度自動運転システムの開発にすでに取り組んでいる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『C-HR』新型、338馬力デュアルモーター搭載の電動SUVクーペに…米国発表
  2. 「これはBEVはもういらないかも」新型トヨタ『RAV4 PHEV』発売にSNS大注目!「スペックは別次元」「意外と安い」など反響
  3. 日本未発売のホンダの小型バイク『NAVI』、109ccエンジン搭載で約34万円から…2026年型を米国発売へ
  4. ホンダ『N-ONE RS』をさりげなくアグレッシブに、ブリッツからオリジナルエアロキット・3アイテムが適合
  5. 三菱 デリカD:5 販売好調の裏で、次期型『D:6』の開発着々…最終デザインをプレビュー
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る