ホンダの6代目『シビック』の登場は1995年9月。この年、シビックとしては自身3度目の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」のタイトルに輝いたほか(余談だが筆者もこの年、選考委員の末席に加わった)、初代「タイプR」が登場したのもこの世代からだった。
ニックネームは“ミラクルシビック”。シリーズ展開は3ドアのハッチバックと、5代目から「フェリオ」の名が与えられた4ドアセダンの2タイプで登場。さらに1996年1月には、5代目に続き米国オハイオ生産の2ドアクーペも加えられた。
ホンダ・シビック(6代目)当時のカタログ
ハッチバックは5代目“スポーツシビック”のイメージを残しつつも、ホイールベースをフェリオと共通の2620mmとしリアの居住性を向上。フェリオは先代に較べややコンサバティブなスタイルを採用していた。
“ミラクル”の根拠でもあったのが、3ステージVTECの採用だった。これは低/中/高回転域のそれぞれでバルブ(とカム)を使い分け、低燃費と高出力を達成するメカニズムだった。またホンダマルチマチックと呼ばれたCVTを採用、3ステージVTECと組み合わせられた。
ホンダ・シビック(6代目)当時のカタログシリーズのトップモデル、SiR・II/SiRの5速MT車に搭載された1.6リットルDOHC VTECのB16A型は170ps/16.0kgmの性能を発揮した。
さらに1997年8月に登場したのが、ハイパフォーマンスモデルのタイプR。このモデルはリッターあたり116馬力、185ps/16.3kgmを誇るB16B 98 spec.Rを搭載。走りのために駆動系、ブレーキ、サスペンションからボディに至るあらゆるスペックが磨き上げていた。
ホンダ・シビック(6代目)当時のカタログ



