どんな「インナーバッフル」を使うかも思案のしどころ![スピーカー交換丸わかり]

ワンオフされた「インナーバッフル」にて「ドアスピーカー」が取り付けられた例。
ワンオフされた「インナーバッフル」にて「ドアスピーカー」が取り付けられた例。全 3 枚

スピーカー交換」に関心のあるドライバーは少なくないに違いない。しかし、その実行はためらわれがちだ。何を選ぶべきか、コストはどのくらいかかるのか等々、疑問点があれこれ浮ぶがゆえだろう。当連載は、それら「?」の払拭を目指して展開している。

【画像全3枚】

◆「インナーバッフル」には、「市販品」と「ワンオフ品」の2つが存在!

現在は「スピーカー交換」には手間がかかること、そして手間をかけるほどに「スピーカー」としての完成度が上がることについて説明している。

というわけで前回はまず、「ドアスピーカー(ミッドウーファー)」の装着においては「インナーバッフル」と呼ばれる土台となるパーツが必要となることを解説した。それに続いて今回は、これにはタイプ違いがあることを紹介していく。

さて、インナーバッフルは大きく2タイプに分類できる。1つが「市販品」で、もう1つが「ワンオフ品」だ。つまり前者は、カーオーディオメーカーや輸入代理店が供給する既製品で、後者は「カーオーディオ・プロショップ」にて製作される一点モノだ。そしてそれぞれにもまた、タイプ違いがいくつかある。

木製の市販「インナーバッフル」の一例(カロッツェリア・UD-K5310)。木製の市販「インナーバッフル」の一例(カロッツェリア・UD-K5310)。

◆市販品は大きく2タイプに分類可能。「木製タイプ」と「金属製タイプ」!

では、それぞれにはどのようなタイプがあるのかを説明していこう。まずは市販品について。なお市販品とはつまりは「汎用品」だが、基本的には車体メーカーごとで用意されている。純正スピーカーを取り付けるネジ穴の位置は、車体メーカーごとで異なるからだ。そしてそのネジ穴の位置のパターンは車体メーカーごとで数パターンずつしかないので、インナーバッフルも各車体メーカーごとで数製品ずつが用意されている。

で、タイプ違いとしては大きく2つに分けられる。1つが「木製タイプ」でもう1つが「金属製タイプ」だ。前者はリーズナブルであることがメリットで、後者は価格は高くなるものの強度と耐久性が高くなることが利点だ。

ただし金属製タイプは、取り付けられるスピーカーが限定的となることが少なくない。金属製であるがゆえに、スピーカーを固定するためのネジ穴の位置を自在に設定し難いからだ。逆に木製タイプはその前面のどこででもネジを受けられるので、対応スピーカーは幅広くなる。そこは利点だ。

金属製の市販「インナーバッフル」の一例(カロッツェリア・UD-K622)。金属製の市販「インナーバッフル」の一例(カロッツェリア・UD-K622)。

◆金属製タイプも手間とコストをかければ対応スピーカーの幅が広がる!

とはいえ、金属製タイプも加工をすれば対応スピーカーを広げられる。または市販のアタッチメントを用いることでも、取り付け可能なスピーカーを増やせる。ただそれらを実行すると、かかるコストがさらに増える。このことは頭に入れておきたいところだ。

対してワンオフ品は、取り付ける車両と装着するスピーカーにジャストフィットする形に作れる。ここが最大のメリットだ。インナーバッフルは「ドアスピーカー」の足場を固める役割も担うわけだが、フレームがインナーバッフルからはみ出す場合には、踏ん張ろうとする力を100%支えられない。しかしフレームの全面を支えられるものを用意できればよりしっかりと踏ん張れるので、音的にアドバンテージを発揮する。

なお、使われる素材はさまざまある。加工のしやすさが重んじられて「MDF(中密度繊維板)」が使われることが多いが、より高耐久な合板が用いられることもあれば、アクリルやアルミにて作られることもある。

今回は以上だ。次回からは「デッドニング」について説明していく。乞うご期待。

《太田祥三》

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