日野の大型バス『セレガ』、約20年ぶりにデザイン刷新…12速AMT新採用

日野セレガの2026年モデル
日野セレガの2026年モデル全 1 枚

日野自動車は5月20日、大型観光バス『セレガ』を改良し、2026年モデルとして発売した。

バス業界でもCASE技術の導入が求められるなか、今回の改良では最新の安全装備として「サイトアラウンドモニターシステム」を新たに搭載した。同システムは出会い頭警報・左折巻き込み警報・車線変更警報の3つの機能を含む。

出会い頭警報は、左右フロントの広角ミリ波レーダーが前方死角エリアの移動物を検知し、衝突のおそれがある場合に警報音とピラー部の赤色表示灯でドライバーに注意を促す。見通しの悪い交差点での事故抑制に貢献する。

左折巻き込み警報は、左側方のミリ波レーダーが自転車や歩行者などを検知。危険度に応じてピラー部の表示灯が黄色点灯から赤色点滅へと変化し、巻き込み事故の防止を支援する。

車線変更警報は、左右側方のミリ波レーダーがミラーでは確認しにくい位置の車両やオートバイを検知し、安全な車線変更を支援する。

これらに加え、流体式リターダー(標準装備)、可変配光型LEDヘッドランプ(標準装備)、標識認識システム(標準装備)、そして従来モデルから継続採用のドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)との組み合わせにより、国内トップレベル(同社調べ、2026年5月現在)の安全性を実現している。

■12速AMTと約20年ぶりのデザイン刷新

トランスミッションには12速AMTを新たに採用した。12段のギヤを使ったきめ細かな低回転変速を自動で行い、経験の浅いドライバーでも優良ドライバーと同様のシフトチェンジが可能になる。エンジン回転数を抑えたスムーズな変速は、車内の静粛性や走行性能の向上にも貢献する。

ボディデザインは約20年ぶりに刷新。「Glamorous Flow」をコンセプトに、フロントには「ラウンディッシュデザイン」、リヤには「ダイナミックシャープエッジデザイン」を採用し、空力性能の向上と機能美を両立した。

内装は運転席とエントランスを上質で落ち着きのあるカラーで統一。インテリアコーディネートは「Natural」「Calm」「Adventure」の3種類を用意し、多様な使用シーンに対応する。シート周りには環境に配慮したマテリアルを採用した。

本車両は2026年5月22日に舞洲スポーツアイランド(大阪府大阪市)で開催される「2026バステクフォーラム」に初出展し、見学・乗車体験が可能となる予定だ。

日野自動車は2026年4月1日よりアーキオングループの一員となっており、引き続き製品の安全性能や快適性能の向上を通じて持続可能な社会の実現を目指すとしている。

《森脇稔》

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