EMT エムタ はなぜ日本で起業したのか…「日常の不便」解決へ軽EV投入

EMTの何CEO
EMTの何CEO全 8 枚

EMTは5月27日、新自動車ブランド「EMTA(エムタ)」を発表した。EMTの何暁慶代表取締役CEOは、日本を拠点に選んだ理由について、「世界的に高い評価を得ている日本の自動車文化に対する、心からの敬意から」と説明する。


EMTは2025年1月30日に設立された。新エネルギー車や自動運転、先進運転支援システム(ADAS)の研究開発、自動車の製造・販売を手がける合弁会社である。2027年に軽自動車規格のEVを投入し、2029年までに4車種を展開する計画だ。

出資企業は、オートバックスセブン、奇瑞汽車(チェリー)、江蘇悦達汽車集団、国軒高科(ゴーション・ハイテク)、アネスト岩田の5社。日本と中国の企業が参加する体制となる。中国の大手自動車メーカーや車載電池メーカーが参加する資本構成だけを見ると、中国での事業展開も可能に見える。しかしEMTは、「日本発」のブランドとして事業を立ち上げた。

●日本の自動車文化

何CEOは、日本のものづくりや品質、安全性へのこだわりについて、「日本ならではの自動車文化」と表現した。さらに「日本は誇るべき自動車大国であり、長きにわたり自動車技術の進歩を牽引してきた」と述べた。

いっぽうで、電動化やスマート化の時代に入り、「生活者にどのような価値を提供できるのか」という問いを起点に起業したという。

世界をリードしてきた日本の自動車文化

EMTは、日本市場を調査する中で、日本特有の道路事情や生活環境に注目した。何CEOは、「日本特有の狭い路地や、土地代が高騰する東京の狭い駐車場への懸念、そして人々が日々最も気にかけている子供の送迎問題に注目した」と語る。さらに、災害時に必要となる非常用電源や安全対策にも着目したという。

EMTは、こうした生活者の日常の不便や不安を解決する中で、「一人ひとりの日常を幸せで満たす」という理念にたどり着いたとしている。


《高木啓》

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ロッキー』が3列7人乗りSUVに!?「ロッキースペース」登場の可能性は
  2. トヨタ『カローラクロス』次期型は「RAV4」似に? 最終デザインはこれだ!
  3. サブスク型洗車場「スプラッシュンゴー」、藤岡大塚店を群馬にオープン…洗い放題で月額980円から
  4. 三井金属の固体電解質「A-SOLiD」、全固体電池に採用決定…2027‐2028年の実用化めざす
  5. パナソニック ホールディングス・人事情報 2026年4月1日付・6月22日付
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 「電気バス」でつながる聖地・高野山、導入の裏にあった合理的な理由
  3. 【調査レポート】自動車パワートレインの現実解(米・欧・中・日・印)~BEV踊り場におけるPHEV・合成燃料の再評価~
  4. ダイフク、520億円の成長投資でマザー工場再開発とドイツ企業買収…2030年に売上高1兆円へ
  5. メンテナンスパック「SUBARU Care Passport」、13項目選べる付帯サービス…7万8144円から
ランキングをもっと見る