鈴鹿8耐のスタッフシャツを堆肥化して花壇に、ホンダモビリティランドとピエクレックスが資源循環を推進

鈴鹿8耐スタッフシャツイメージ
鈴鹿8耐スタッフシャツイメージ全 6 枚

ホンダモビリティランドは、村田製作所の子会社ピエクレックスと締結しているサステナビリティパートナー契約の一環として、2025年の鈴鹿8耐で着用されたスタッフシャツを回収・堆肥化し、その堆肥で育てた花壇を2026年の大会会場に設置すると発表した。

【画像全6枚】

鈴鹿8耐では毎年約1000枚のスタッフシャツを制作しているが、スポンサーロゴが入っているため再利用が難しく、焼却処分されるという課題があった。これを受け、両社は2025年に契約を結び、ピエクレックスの循環インフラ「ピーファクツ」を活用した取り組みを開始した。

回収されたシャツは堆肥化され、三重県立四日市農芸高等学校の生徒が中心となって育成・植栽した花々の土壌として利用される。この花壇は2026年の鈴鹿8耐メイン花壇として来場者を迎える。

両社は2026年も契約を継続し、大会スタッフに向けてピーファクツ対応シャツを約1400枚提供する。2026年モデルは開催年の表記を見直し、2年間継続して着用できるデザインに変更した。これにより製品の長期利用を促し、環境負荷の低減を図る。使用後は再び回収・堆肥化される計画だ。

ピエクレックスは、村田製作所と帝人フロンティアの共同出資で設立された企業。植物由来のポリ乳酸素材を使用した「電気の繊維」を開発し、アパレル製品を回収して堆肥化する循環インフラ「ピーファクツ」の社会実装を進めている。

2026年の鈴鹿8耐は、7月3日から5日にかけて鈴鹿サーキットで開催される。大会ではスタッフシャツの循環モデルのほかにも、持続可能な社会の実現に向けたさまざまな取り組みが行われる。

参加チームのサステナビリティ活動を評価・表彰する「ル・マン・スズカ・ポジティブ・アワード」を実施するほか、交通安全啓発を目的とした約3.5kmのパレードや、若年層と地元企業の交流会を開催する。

さらに、ペットボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」の導入や、徹底した廃棄物の分別回収を行うエコステーションの設置、約500台分の駐車場に設置されたソーラーカーポートによる再生可能エネルギーの活用など、多角的な視点から環境保全と地域貢献を推進していく。

《森脇稔》

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