ヤマハ発動機は11月2日、水上オートバイ『ウェーブランナー』の2027年モデルを発表した。12月より順次発売する。2027年モデルの目玉は、新たに投入する『WaveBlaster(ウェーブブラスター)』だ。
【画像】ヤマハの水上オートバイ『ウェーブランナー』2027年モデル
「WaveBlaster」は1993年に登場し、優れた運動性で多くのファンから支持された「MJ-700TZ」のDNAを受け継ぐモデルで、一人乗りのシングルスポーツマシンとして新たに開発された。
シッティングタイプとして軽量・コンパクトな197kgの艇体を実現。ライディングポジションの最適化や一体型フットチョックの装備により、鋭いターンや素早い切り返しに対応する。スポーティなスロットル操作時にもライダーの身体をしっかりとホールドする設計だ。
搭載エンジンは1049cc 4ストロークの「TR-1 HO」。軽量・小型・高出力を特徴とし、優れた燃費性能を維持しながら素早い加速と高い最高速度を実現する。
デザイン面では、ディープブルーのハルにネオンイエローのシートを組み合わせ、90年代をイメージしたロゴグラフィックを採用。初代モデル「MJ-700TZ」へのオマージュを表現している。
素材面でも新たな取り組みを導入した。日本製紙が製造する植物由来のセルロースナノファイバー(CNF)強化樹脂「cellenpia PLAS(セレンピアプラス)」を外装部材に採用した。同素材は木質資源を活用したバイオマス素材で、ポリプロピレン(PP)やナイロン6(PA6)などの熱可塑性樹脂にセルロース繊維を混練・分散・解繊して製造される。
ヤマハ発動機は2023年に水上オートバイのエンジンカバー(内装材)に同素材を採用していたが、高強度と耐水性が求められる外装部材への採用は同社製品として初めてとなる。同素材はマテリアルリサイクル性にも優れており、CO₂削減や環境負荷低減にも貢献するとしている。
メーカー希望小売価格は180万9577円(税込)。本体価格は176万円で、法定安全備品類他価格4万9577円が含まれる。なお、検査登録関係諸費用などは含まれていない。
2027年ラインアップには「WaveBlaster」のほか、『FX Limited SVHO』『FX Cruiser SVHO』『FX Cruiser HO』『VX Deluxe』『JetBlaster PRO』『SuperJet』を設定し、多様化するPWCユーザーのニーズに応えるラインアップを展開する。




