【国交省スマートコミュニケーション実験】DSRC端末とか、今後の展開は…

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【国交省スマートコミュニケーション実験】DSRC端末とか、今後の展開は…
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気になる今後の展開だが、スマートコミュニケーション実験に参加したエンジニアは「技術的にはほぼ完成しており、今回の実験は細部の煮詰めと、実験公開を通じて市場ニーズを探るのが狙いです」という。

国交省はネット接続から飲食店、駐車場での決済サービスまで共通のDSRC端末でこなせるよう規格を整備した後、2004年に愛知県で開かれるITS世界会議の周辺地域で先行サービスを展開する。あとは、飲食店やガソリンスタンド、ネットプロバイダなど、関連業界の投資判断にかかっている。

メーカー側はサービス動向をにらみつつ、「カーナビにDSRC端末を組み込んだり、DSRCモデムを商品化するなどして売っていくことになるでしょう」(三菱電機)と話す。サービスが先か、対応車載器の普及が先かという“ニワトリと卵”論争はついてまわるし、この不景気下で、飲食店やガソリンスタンド店などは、路側アンテナの設置費用を回収できるだけの集客が見込めるか慎重になりそう。

ただ、この手のサービスでネックとなる通信コストを定額制などの形にしやすいため、ネット接続などのサービスを中心に、意外と普及が進むかもしれない。

《編集部》

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