日本自動車工業会が27日発表した1月の四輪車生産台数実績は、前の年の同じ月にくらべ、9.1%増の85万3378台となり、7カ月連続の増加となった。国内・輸出向けともに増加した。メーカー別では、ダイハツ工業を除く全メーカーが前年実績を上回った。
乗用車の生産台数は、前年同月にくらべ8.9%増の71万5283台となり、5カ月連続で増加した。普通車、小型車が増加、軽は5.2%の減少となった。トラックは同9.4%増の13万2314台となり、3カ月ぶりのプラスになった。普通トラック(大型・中型)が14.7%増、小型が10.4%増と引き続き増加したのに加え、軽トラックが2.5%増と10カ月ぶりのプラスに転じた。
1月の国内販売は、前年同月にくらべ3%増の37万9991台、輸出は同16.8%増の38万3168台だったことから、生産水準を押し上げた。2002年4月からの累計生産台数は、前年同期にくらべ6.5%増の795万6280台となっており、2002年度の生産実績は、2年ぶりに前年度を上回りそうだ。