気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年7月31日付
●社説・中部国際空港、公共事業の悪弊砕いたトヨタ流(読売・3面)
●日本道路公団、30社が「身内」02年度50社、日本ハイカ最高額(朝日・2面)
●05愛知万博、奥田・日本経団連会長に聞く「アジアの時代架け橋に」(朝日・28面)
●いすゞ、「藤沢コース」閉鎖へ、走行テスト、北海道へ集約(産経・8面)
●トヨタが新ハイブリッド車「アルファード」を発売(産経・8面)
●日産工場跡地を汚染区域に指定、東京都、全国初(産経・8面)
●道路公団財務諸表の監査、「新日本」1690万円落札(東京・3面)
●三菱自「女性好み」のコルト販売へ(東京・8面)
●ヤマハ発動機「XJR1300」バイクをリコール(東京・30面)
●トヨタ、社員給与振り込み、証券口座に (日経・11面)
●豊田工機100億円で買収、自動車駆動部品「トルセン」事業、ボッシュAJから (日経・15面)
●二輪車販売にヤナセが参入 BMW製(日経・38面)
ひとくちコメント
東京都は、環境基準を上回る有害物質の六価クロムなどを大量に検出した日産自動車の旧村山工場跡地を健康被害が生じる恐れがある汚染"危険区域"に指定した。今年2月施行の土壌汚染対策法に基づく汚染区域の指定は全国初という。
きょうの産経が東京・地方版で掲載している。記事によると、汚染区域に指定されたのは旧村山工場の一部、約2800平米で、今年3月まで操業していたメッキ処理工場跡地。この区域を含む跡地の大半は宗教法人の「真如苑」に売却されているが、日産は3月末までに自社負担で汚染除去する方針という。
以前に閉鎖された日産の座間工場跡地などでも土壌汚染が激しく住宅分譲地としての転用は不向きだった。村山工場の場合も同様で、“立つ鳥後を濁す”という日産の旧経営陣の環境への取り組みが改めて問われる。