【WRCラリージャパン】日本初の世界選手権をふりかえって

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【WRCラリージャパン】日本初の世界選手権をふりかえって
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●経済効果を考える

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2004年9月3−5日、日本のモータースポーツ史上、歴史的ともいえるWRCタイトルのかかったラリージャパンが開催され、そして無事終了した。

SSのいくつかの観戦が天候やバス運行の関係でキャンセルとなり課題もなかったわけではないが、全体の運営やコース管理については、FIAの委員や選手の評価もおおむね良好であり、成功裏に終わったといってよいだろう。

とくに海外からのチームは、当初、FIAが今年からシリーズに日本とメキシコを増やしたことに、コスト削減に逆行すると反発していたが、どのチームからもオーガナイズに対する不満はでなかった。むしろ、大会運営、ギャラリー、設備などを積極的に評価する声が多かった。

この成功の影には、地元の歓迎セレモニーやイベント、沿道の応援やボランティアを含む自治体のバックアップが欠かせない存在だっただろう。クローズされた会場で行われるイベントと違って、実際の生活道路を総延長で1675.55kmを3日間にわたって使用するわけだ。周辺住民や行政の理解だけでなくサポートがなければ成功しえない。

主催者側の開催前の概算では、期間中の経済波及効果は50−100億以上といわれていた。これは2003年に行われた北海道ラリー(アジア・パシフィックラリー選手権として開催)の実績をもとに計算されている。

では、ラリージャパンは地域にどれだけのメリットをもたらしたのだろうか。主催者からいくつかの数字や実績が発表されており、それをもとに編集部独自に分析をしていこう。

●経済効果を考える
●帯広を「ラリー特区」に
●壊すのはもったいない
●期間中の交通事情あれこれ
●人の動き

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《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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