【WRCラリージャパン】日本初の世界選手権をふりかえって

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【WRCラリージャパン】日本初の世界選手権をふりかえって
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●壊すのはもったいない

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世界の一流選手が文字通りデッドヒートを繰り広げた札内スーパーSSの会場は、札内川の河川敷の多目的グラウンドを改修して作られた特設コースだ。収容2万5000人の観客席スタンド、照明設備に大画面モニター、放送設備、演出の花火、仮設トイレなど、常設のコースなみの施設だった。

これだけの工事でも相当な規模だが、コース設営にもかなりの土木工事が行われた。華麗なジャンプシーンが見られた立体交差にトンネル。もちろんコース設計もJAF/FIAの特認が得られるように、ガードレールにセイフティゾーン、コースバリアなども考えられている。設置されたガードレールは、コンクリの土台のみの仮設ではなく、地中に埋め込んだ本格的な設置を行っている。

観客の中には、このまま残してくれたら1万円で5周くらいでも通う、という人もいたくらい充実した施設だった。しかし、河川敷の使用許可条件に、終わったら現状復帰させる、というものがあった。したがって、これらは3日間の使用のみですべて解体され、更地に戻されるのだ。

JAFの常設コースとして認定させ、地元でラリークロスなどの見せるイベントとして定着させるなどの保存方法は考えられなかったか。

●経済効果を考える
●帯広を「ラリー特区」に
●壊すのはもったいない
●期間中の交通事情あれこれ
●人の動き

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《中尾真二》

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