3日夜、茨城県石岡市内の市道で、ワゴン車と乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故でワゴン車に乗っていた6歳の女児が車外に投げ出されて死亡。運転者を含む4人が重軽傷を負っている。
茨城県警・石岡署によると、事故が起きたのは3日の午後8時ごろ。石岡市石岡付近の市道交差点で、38歳の男性が運転するワゴン車と、33歳の男が運転する乗用車が出会い頭に衝突した。
衝突によってワゴン車は大破。後部座席に乗っていた6歳の女児が車外に投げ出され、頭を強く打って間もなく死亡。7歳と4歳の女児も足や肩の骨を折る重傷。運転席と助手席の2人も軽傷を負っている。
現場には信号機の設置はないが、ワゴン車側が優先道路を走っており、乗用車側に一時停止の義務があった。乗用車はほとんど減速しないまま交差点に進入しており、警察ではクルマを運転していた男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。女児の死亡確認後は容疑を同致死傷に切り替えて調べを進めている。
ワゴン車の5人は家族で食事に行った帰り。チャイルドシートやジュニアシートは設置されておらず、子供はシートベルトも未着用だったとみられている。