オープントップでも、クローズドでも最適な音場で音楽が楽しめる画期的なカーオーディオシステムが新しいマツダ『ロードスター』(25日発表発売)に搭載された。そのシステムを開発したのは、カーオーディオを提供し続け国際的に定評のあるBOSE(ボーズ)だ。
従来よりロードスターにはBOSEのシステムが搭載されていたが、ロードスターがフルモデルチェンジしたのに合わせ、これまでとはまったく異なるオープンカーならではの最新のシステムを導入した。
クローズドトップを持つクルマと違い、外界と一体となって走ることの多いオープンカーではチューニングは簡単ではない。オープンで走ることもあれば、トップを閉じて走ることだってある。BOSEは新型ロードスターにカーオーディオシステムを搭載するにあたり、オープン環境下でも音楽が存分に楽しめるシステムを開発したのだ。
最も大きなポイントは、トップの状態に応じて最適にEQ(イコライザ)を切り替えるシステムの採用にある。トップを閉じた状態でカーオーディオを聴きながら、トップ開いてみるとその違いがよくわかる。途中、一瞬だけ音が消えるが、それはEQを切り替えているから。
BOSEはトップの状態でまったく異なるキャビンの音響特性について、それぞれに詳細なデータ計測を行い、これに基づいた最適なEQを専用に用意してその自動切り替えを実現したのだ。
切り替えスイッチは単純なもので、トップを固定するウインドウ側の金具に用意され、トップをクローズドにするとスイッチが入り、EQが切り替わる。ドライバーがトップの状態に応じてEQを切り替える必要ない。