トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は4日、『ラクティス』発表会場でハイブリッド車のコスト低減を推進する考えを改めて示した。渡辺社長は9月にニューヨークでハイブリッドのコスト低減を表明したが、新聞報道などでは「ガソリン車との価格差半分に」と伝えられた。
これについて渡辺社長は4日、「価格差でなく、ハイブリッドシステムのコスト半減が私の本意」と述べた。
トヨタは2010年ごろにハイブリッド車販売100万台を目指しており、渡辺社長は「それくらい(コスト低減を)やらないと販売は伸ばせない」と加えた。
ハイブリッドシステムは、2次電池、モーター、インバーター、制御システムなどで構成されるが、コストを半減すれば、同等ガソリン車との販売価格差は、半分よりもさらに小さくなるのが確実だ。