【神尾寿のアンプラグド特別編】携帯電話の欧州プレミアム…ノキア 後編

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【神尾寿のアンプラグド特別編】携帯電話の欧州プレミアム…ノキア 後編
【神尾寿のアンプラグド特別編】携帯電話の欧州プレミアム…ノキア 後編 全 10 枚 拡大写真

デザインと使いやすさにこだわり、携帯電話を通じて人々を豊かにすることを目指すノキア。同社はクルマの世界とも関わりがある。前編に引き続き、ノキア マーケティング部マーケティングコミュニケーションマネージャーの日下部真一氏に、クルマとの関わりや今後の日本市場での展開について話を聞いた。

6
 “安全なソリューション”をユーザーに提供する

欧州は日本よりも先に、クルマの運転中における携帯電話利用の規制が行われてきた。生活の中でクルマでの移動が多いからこそ、クルマと携帯電話の関わりにおける「安全」に対する意識が高い。ノキアでも、運転中の携帯電話利用は、できるだけ控えるのが望ましいというスタンスだ。

しかし、その一方で、クルマに乗る時間が長い地域では、ビジネスシーンを中心に「携帯電話にでなければならない」というユーザーの実情がある。これは世界中で変わらない現実だろう。

「運転中に電話がかかってきた時に、すべてのユーザーが常に(着信を)無視できるとは限りません。ですから、(ノキアの立場では)安全で使いやすいソリューションを提供すべきだと考えています」(日下部氏)

例えば、ノキアの携帯電話では「ハンズフリー通話」が本体機能として用意されている。携帯電話をクルマにしっかりと固定すれば、別売りのオプション機器を購入することなく、「疑似カーキットのような使い方ができる」(日下部氏)という。ノキアでは携帯電話単体のハンズフリー通話機能が理想的だとは考えていないというが、ユーザーの“携帯電話を使いながらの片手運転”を減らすために、エントリーモデルまでハンズフリー対応にしている。この姿勢は現実的と言えるだろう。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 続きを読む

《神尾寿》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界最強の2Lターボ、最終モデル発表に驚きと嘆きの声「これが最後のAMG45系か…」
  2. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. あのスバル「プロジェクト・ミッドナイト」が再びヒルクライムへ! グッドウッド2025で記録更新ねらう
  5. BYDのプレミアムブランド「DENZA」、グッドウッド2025で英国デビューへ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る