気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2007年2月14日付
●北の核施設停止合意、見返り重油5万トン 6カ国協議 共同文書採択(読売・1面)
●ソニー半導体投資を縮小「ゲーム用」外部委託へ(朝日・9面)
●フォードの「トーラス」が復活(朝日・10面)
●インド経済、現実と課題:スズキ進出25年「カイゼン」経営理念いまだ根付かず(産経・9面)
●東証6年9カ月ぶり高値、終値1万7621円、円安傾向続き好感(東京・1面)
●CO2排出減る冷暖房装置開発、トラック休憩所用、日野自動車と東京電力(東京・8面)
●独VW買収規制法、違法判断へ、欧州司法裁(日経・9面)
●クライスラー分社案浮上か、ダイムラー、独紙報道(日経・9面)
●横浜ゴム 超大型タイヤに参入(日経・13面)
●中古車登録1月7.9%減、日本自動車販売教会発表(日経・13面)
●ブリヂストン減益幅縮小、前期販売好調、営業益1900億円(日経・19面)
ひとくちコメント
経営再建中のソニーが半導体事業を大幅に見直す。きょうの各紙が大きく報じているが、「家庭用ゲーム機向けなどの次世代半導体の自社生産を断念、台湾の専業メーカーへの委託などを検討する」(毎日など)という。
次世代半導体の単独生産には3000億円以上の設備投資が必要で、事業分野も液晶テレビや次世代DVDを動かす大規模集積回路、デジタルカメラやビデオカメラに使われる撮影用半導体に絞りこみ、黒字化させるのが狙いのようだ。
ソニーの今回の決断は売れ筋の軽自動車をOEM供給している日産自動車の「選択と集中」と似ている。ただ、米調査会社によると、昨年の液晶テレビの世界市場(出荷額シェア)でソニーはサムソン電子(2位)、シャープ(3位)を抜いて、初の首位を獲得したという。
再建のカギはブランド価値で決まるともいわれるが、両社を比べれば、腐ってもソニーは「鯛」、では、日産は……??